おばあちゃんの腕時計

エピソード文字数 279文字

 むかしむかし、スイスのある田舎町に、とても神経質で有名なおばあさんがいました。
 ある日のこと、この家のお嫁さんが、おばあさんが朝起きてから時報にあわせて腕時計のネジを回していることに気づきました。不思議に思った孫の少年は、おばあさんに尋ねました。
「ねえ、おばあちゃん。どうしていつも、朝起きると時報にあわせて腕時計のネジを回しているの?」
「おまえさんは、そんなこともわからないのかい?」するとおばあさんは、しかめっ面となりました。「あたしが腕時計のネジを回している本当の理由は、もし自分が死んだときの年月日と何時何分何秒だったかを正確に知るためさ」
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