郵便局を襲撃したらどうなるか

文字数 2,330文字

『かんぽ生命から国民を守る党』は、
瞳から手に入れた2兆円を有効に活用した結果、
なんと時空を超えてヒトラーのドイツ軍の精鋭部隊を
現代に償還することに成功した。

時は第二次世界大戦。
対ソビエト連邦侵攻作戦
「バルバロッサ作戦」のために用意された戦力である。

•北方軍集団(ヴィルヘルム・フォン・レープ元帥)
  第18軍、第4装甲集団、第16軍

•中央軍集団(フェードア・フォン・ボック元帥)
   第3装甲集団、第9軍、第4軍、第2装甲集団

•南方軍集団(ゲルト・フォン・ルントシュテット元帥)
  第1装甲集団、第11軍、第6軍、第17軍、ルーマニア2個軍

ドイツ語のアルファベートで
A(あー)、B(べー)、C(つぇー)
を頭文字にした、三つの軍集団とも呼ばれた。

高度に訓練されたドイツ兵が約300万。
戦車5000両、航空機が7000機、各種火砲4万門(たぶん)である。

それに加えて、枢軸国諸国の兵力

ルーマニア王国、
ハンガリー王国、
フィンランド、
スロバキア共和国、
クロアチア独立国
イタリア王国

の計100万を加え、総勢400万とした。

この戦力が目的としたのは、『ソビエト連邦の撃破』
『ソビエトの全野戦軍の撃破』である。

野戦軍とは、ソ連が保有する移動可能な全ての兵力を差す。

wikiより
開戦後三週間でドイツ軍はバルト、白ロシア、ウクライナの過半を占領し、500Km進撃した。
赤軍の被害は甚大であり、7月30日までに兵士65万人、航空機3468機、砲12000門、
物資集積所200箇所を喪失した[83]。軍需物資を前線に集中していた影響で
国内に蓄えられた物資のうち52%が失われ、
前線の将兵は弾薬や燃料の欠乏に苦しむことになる。


久喜郵便局は、武装した職員が主な戦力なのに対して、
かん党が呼び出したのは、本物のドイツ軍であり、
あのフランスやイギリスでも歯が立たないほどの、
正真正銘の戦闘のプロ。欧州で最強の戦闘集団である。


久喜郵便局
「まいりました。降伏します⊂⌒~⊃。Д。)⊃」

久喜郵便局は、顧客から不正に預かっていたお金、
総額4億円分を返却すると申し出た。
かん党は、これに応じた。

美雪「 (;゚Д゚)ちょっと待ってもらっていい?
   なんでドイツ軍が現代によみがえってるの」

瞳「お金の力で何とかしました (*^▽^*)」

美雪「金でどうにかなるか!!」

賢人「まじでちょっと冷静に考えさせてもらっていいか?
   これってソ連の1200キロに渡る国境線を超えて侵略するための兵力のようだが…。
    まずこれだけの膨大な兵力が久喜市に集まるって、いくら
    小説でも不可能だろ。久喜市の人口って10万もないんじゃないの?」

瞳「久喜市は意外と広いのよ。
  公園とか使えばなんとか入りきるでしょ」

美雪「アホか!! (;´∀`)」

瞳「なによ!! Σ(゚Д゚)」


冷戦時に米英の軍首脳が、ソ連侵攻のために
ドイツ軍のバルバロッサ作戦を模倣した作戦を考えたが、
実現不可能だと判断し、最終的に断念するに至った。

まずソ連は国土が広く人口も多い。その他インフラ設備の不備、
過酷な気候条件など侵攻する側には相当に不利な条件である。

第二次大戦後の戦勝国側である米英は戦慄した。
米英が仮に1000万を超える兵力を有したとしても、
ソ連を滅ぼすことなど不可能だったのだから。
(核兵器の有無を考慮せずとも)

それほどドイツ軍が立案し、実行した対ソ侵攻作戦は
良く計算されており、合理的であることが明らかになった。

ドイツ軍が編み出した、航空機の爆撃と戦車の突撃を組み合わせた電撃戦。
敵側に防御したり考える暇を与えない。
現地指揮官による即断即決によって、戦場で発生する
あらゆる事態を速やかに解決していく。
ドイツの強さの源は、「速さ(臨機応変)」にあった。

いちいち上司の指示を仰がないと判断ができない日本の
サラリーマンとは対照的である。

末端に至るまで兵隊の士気が高く、教育水準も高く、訓練は行き届いている。
ドイツ将兵はまさに戦闘のプロ。ドイツに比べれば他の欧州軍はアマチュアである。

そして米英を中心とした連合軍は、地球人類で
ソビエト連邦のような巨人相手にあれほどの
大侵攻作戦を実施できたのは、後にも先にも
ドイツのみだという結論に至った。

ちなみにソ連軍が、ドイツのA・B・C軍集団を最終的に撃破するまでに
およそ2000万はくだらない損害を出しているのだから、
ドイツの戦闘力の高さに震えるばかりである。

ヒトラー「我らアーリア人種は世界の第一となるべき人種なのである!!」

↑事実だから困る。過去作、午後2時55分~でも述べているが、
ミサイルや原爆も、そもそもドイツ系ユダヤ人が開発したものであり、
戦闘だけでなく理系の分野でも世界のトップである。

あとクラシック音楽の本場もドイツであり、
自動車、医学、歯科学、工学、光学なども有名だ。
筆者の趣味の分野でも、ヘッドホンメーカーも世界一はドイツ(ゼンハイザー)
双眼鏡メーカーもドイツ(カール・ツァイス)が最強。
他にも探せばたくさんあるだろう。


美雪「さっきからドイツ軍、ドイツ軍ってうるさいんじゃ!! 
   そもそもかんぽ生命とドイツ軍のどこに関連性があるんや!!
   もう小説の体を成しとらんわ!!
   はよ台本書き直さんかい、瞳のドアホが!!」

瞳「ドアホって……関東でアホって言葉使う人めずらしいわね。
  前から思ってたけど、美雪さんって関西(近畿地方)で生まれ育ったの?」

賢人「いや美雪は生まれた時から埼玉県育ちだよ。
   美雪は中二の時、関ジャニが好きだったんだよね」

美雪「うん。木曜のラジオとかよく聞いてたから、
   自然と喋れるようになったの」

瞳「えー意外ね(>_____
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