ゼレンスキー大統領の会談要請

文字数 1,660文字

ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、「ロシアが戦争を終わらせたいのなら、交渉のテーブルに着かなければならない」と発信しました。「ロシア軍を止めるかどうか決められるのはプーチン大統領だけだ」と、停戦にはプーチン氏との直接会談が必要だとの考えを改めて示しました(2022.6.14)。
会談の実現は難しそうですね。
そうですね。押しかけている側=プーチン大統領からの呼びかけならば、わずかな可能性がありそうですが。ゼレンスキー大統領は、仮に会談が実現したとして、どのような交渉をするのでしょう?NATOがバックにいるから、(取って行った食糧その他は勘弁してやるから)全部返して帰ってください、は通じませんよね。土産なしで交渉できる相手ではありませんよ。
土産で済めばいいのですが。
そうですね。まずはウクライナ領総取りが狙いですから、仮に会談が成立しても、握手の映像と共にキーウ空爆の映像がニュースに流れる、とかあっても不思議ではありませんね。日本や中国の戦乱期には、よく見られるお話です。
まずは、と言いますと、その後があるのですね。


『その2』のエピソードでもご紹介いたしましたが、『汎スラブ主義』というのがあります。スラブ人が住んでいる地域は、ロシアを核としたいわゆる大帝国を造る、というのが大まかな意味だそうです(解釈が間違っていましたら、投稿あるいはレターにてお知らせいただけると幸いです)。
スラブ人と言いますと、ロシア人・ウクライナ人、ベラルーシ人・スロバキア人・チェコ人・ポーランド人・スロベニア人・クロアチア人・セルビア人・モンテネグロ人・ブルガリア人・マケドニア人等でしたね。
他にもあるようですが、大まかに言ってそうです。つまり旧東欧圏、バルカン半島ーポーランドを結ぶ線から東は、ほとんどがスラブ人の住む地域となります。つまりウクライナ侵攻は、まだその序章で有り得るということです。
その辺りは、NATO側でも十分に理解して対応していますよね?ネムさんに推測できることですから。
当然だと思います。次はモルドバかバルト三国、まさかのベラルーシ、南に向いてジョージア。プーチン大統領が健在ならば、これらの国への侵攻はあるでしょうね。
東に向いてくることはありませんか?大分騒がしいようですが。
今の国力で両面作戦は無理です、おそらく。ウクライナに侵攻している間に北海道侵略は、やれないでしょう。艦船・航空機の接近は、今のところ威嚇ではないでしょうか。推測しかできませんね、情けないですけれども。北海道に来る場合、宣戦布告が必要になると思いますよ。ロシア領だったことはないはずですから、ウクライナやジョージアのようにゴリ押しできないですよね。一つの場合を除いて。
一つの場合、とは?
少し逸れてしまいますので、関連するお話の時に述べたいと思います。さて両大統領による会談ですが、ゼレンスキー大統領が直接呼びかけの形を採ったのは、選択ミスだと思います。


どのようなミスになりますか?
最初にお話ししましたように、声かけた方からの条件提示が必要でしょう。相手は会う意味が無い、とまで言い切ってますからね。じゃあ、東部地方の割譲で納得するのか?と言いましても、納得しませんよね。全部ほしいわけですから。それに、ウクライナ国民も納得しません。席に出てもらうだけの条件を提示できるか、と言うことです。さらに、外交ルートを通じてのすり合わせがあったかどうか、も焦点になりますよね。超エリート企業のCEOばりの情報発信は、インパクトもあり当初は世界中の人を動かしました。それは、ロシアのメンツをつぶすことと表裏一体なわけです。意固地になった老人、失礼しました、狷介なプーチン大統領は、あの鉄仮面の下でどのような顔をしていますでしょうか?
条件提示がどうなるかが、このテーマの入り口になるわけですね。


お読みいただいた方、間違った情報・思い込みによる勘違いのご指摘をお願いできればと思います。訂正・修正をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
※これは自由参加コラボです。誰でも書き込むことができます。

※コラボに参加するためにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。

登場人物紹介

一応、阿衡でいるつもりの奴。嘉吉の分身。

テーマを冷静に提供しましょう!

できるだけ新鮮な情報を、と頑張ります!

チクッといきましょう、ヒョーロクダマ意見よりで!

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色