まえがき

文字数 593文字

まず、今作を閲覧してくださりありがとうございます。
今作は、令和二年という一年で筆者自身が見聞きし、そして体験した出来事をもとに執筆したものです。ですので、物事において筆者という一個人の主観が大いに反映されている部分をご留意ください。
なお作品を執筆するにあたり、個人名や年齢、団体名などの詳細は改変させていただいております。

町から人影が消えた令和二年。
暇つぶしによるSNSの誹謗中傷、自粛警察と人間のはしたなさが露見した令和二年。
いとも簡単に人間の命が消えていった令和二年。
勇ましく旅立つはずだったのに、世界の隅っこでくすぶらざるを得なかった令和二年。
世界が終わるのだと百年以上も騒ぎ続けている宗教が、より一層騒ぎ出した令和二年。
会いたい人に会えなかった令和二年。
かつての日常が奪われ、非日常が新しい日常になりつつある令和二年。

旅立つはずだったのに、十分に旅立つことができなかった身として。
かつて毎日世界や未来への不安に脅され続けていた、一人の元宗教二世として。
やるせない日々を過ごした一人の人間として。
でもこの一年を、人生の一部として決して無駄にしたくない者として。
この一年で筆者自身の出来事を忘れない為に書き留めよう。
たとえこの先で一体何が起こるのか不透明であったとしても、今の筆者自身が言えることを書き殴ろう。
そう思い執筆したのが今作となります。

最後までご閲覧くださったら幸いです。

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