第1話
文字数 1,096文字
19:20
森の中の工場
今日の業務は終了です。
また五時間後にお会いしましょう
ドアの近く。
誰かが強い殺意のような熱気で見ている。
19:30
寝室
上着を脱いで、タンクトップ一枚になる。
疲れすぎてベッドの上で横になっていた。
そこへ一人の男が入ってきた。
ボソボソ呟きながら、ベッドに近づく。
ベッドの上にオスカーを跨るように乗った。
口からは涎が垂れている。
男が寝顔を両手で掴んだ。
おねんねスイッチ、どこにあるんだろう?
振り返ると、黒いスーツに青いネクタイの男が立って銃を構えている。
シャルルは銃を発泡した。
銃声が辺り一面に響く。
頭から血を流している男の襟を握りしめて、窓へ放り出す。
ベッドの上に腰を下ろし、胸ポケットからタバコを取り出した。
火をライターでつけて吸い、紫煙を口から吐く。
天井に向かって、曇り上がった。
朝の光がカーテンから漏れる。
その光で目が覚めると、隣にシャルルさんが眠っていた。
いきなりすぎて胸がドキドキと鼓動を立てる。
こんなに美しい顔が目の前にあるなんて……!
頬が赤らんでしまう。
色々考えすぎて、魂が抜けたように真っ白になってしまった。
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