灯のもと

文字数 147文字

天蓋がおおい被さるそらへ
めがくる小細い針は
頭にベリーの火をともし
足先をするどく
とがらせる
流れる星のさかしまに
ひかれし明線がとびこむように
さし貫いて穴のむこうへ
白ときえ
天蓋にもれでた光の引力は
核へとのびしその御手は
あまたを捉え、天蓋を
内よりめくり煌々と
ひきよせる
ほそき針ほど、白白な
小さきひきよせ
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