3

文字数 0文字

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
  • 画像容量を考えて、適度にページ分けしています(それ以上の意味は無いです)

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4【完】

登場人物紹介

名前:両国文人
特徴:大学生3年生。21歳。就職活動中。

幼馴染の死から”楽しい大人にならなければならない”という強迫観念にとらわれている。勉学に励み、学業面では成功してきたが就活では苦労をしている。
また幼馴染の死は”お腹でしか勃起・射精ができない性癖”も刷り込んだ。

"片思いの幼馴染の亡霊"と”性癖”から解き放たれた時、彼は何を思うのか。

名前:星 陽子

特徴:両国文人と同じマンションに住む幼馴染
享年:中学3年生

一冊の本の影響でニヒリズムな考えを持ち、15までに世を去ることを美しいと思うようになる。『「消えたい」と言う言葉を12回飲み込んだら死んでいい』という「死にたい貯金」を両国文人と行う関係。自分のお腹の中に溜め込んだ『消えたい』を文人に見せて死にたかった。

名前:故・星陽子


両国文人が「楽しい大人になること」に対して諦めを感じた時に現れる亡霊。

名前:小森  咲
特徴:中学三年生?

物心ついた頃から父親が嫌いで、思春期から母親も嫌いな少女。物音に怯えて暮らしていたので耳が良い。

オカルト的なモノが好きで、ウェブで検索するのが好き。彼女曰く、スマホを通して見た現実は"キラキラ"輝いている。金銭的に不自由しているが、スマホ代だけはキープしている。

名前:月館 秋二
特徴:20代中程の外見。ピアノが得意

呪いの金貨6枚を集めるために、右目を失った青年。
俺様的なところもあるが、人に意見を求め任せることもできる性格。そうできるところがカッコイイと自覚している。

金貨を使って何かを成し遂げたいと考えている。
岳間ひびなの両手両足は自分だと自負している。

名前:岳間 ひびな
特徴:10代後半の外見。

呪いの金貨を6枚集めるために、両手両足を失った少女。
自分を含め、人間を価値で取捨選択することにためらいがない。
月館秋二の右目は自分だと自負しており、秋二に信頼を寄せている。

名前:SINO
特徴:一話には出てこない人。

一冊のベストセラーを出した後に、表舞台から消えた元作家。自身の本を読んで多くの少年少女が自ら命を絶ったことは、表現者としての自尊心をとても満たした。

”自分の本を読んで死んだ幼馴染が見える”という文人に好意を抱く。

呪いの金貨をシステムとしては面白いと思っているが、金貨の与える無機質な死は彼の美学が許せない。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色