鈴鹿歌音

文字数 1,988文字

鈴鹿歌音さんがここで執筆するよ!余計な音を建てては駄目だぜ!
眠い……昨日、あまり眠れなかったわ!!


そんな織音の後ろで倒れている屍は、あはは、うふふ、とか気持ち悪いことを言っている。

それよりも前に、織音の目に入ったものは幼女二人であった。

clanon213

や……やめてくださいませ……

私は、おなごですから……

スカート捲るのやめてくださいませ!!

ほっほっほっ、エエじゃないか、エエじゃないか(笑)
いやぁぁぁ~!!

織音先生助けてぇぇ!!

履いているものは黒パーツか……あなた大胆……ぐぶっ!!!!
織音がさっきの変態ごっこを見ていられなかったので、指揮棒を槍に返、投げつけたのだ。

外れると思っていたが、まんまと辺りに来たのだ……この今、織音から逃げている少女を捕まえに来たのだ……。

clanon213

ユナ、あなたは教室に戻りなさい。

私は、この脱走魔に制裁を下さないといけないの。

絶対に見ないでね。

制裁……ご勘弁を……
とにかく、雪姫!!

早く再生しなさいよ!!

この後、もっとあなたを痛め付けるんだから……。

織音は、完全再生されていない雪姫の首根っこを掴んでとある部屋に連れ込んだ。

何もない道場のような板の間の部屋だ。

clanon213

あたし、何されるんですか?!
何って……実験?

治験かな(笑)

どっちも嫌だ!!

あたしは、幼女ともふもふしてたいの!!

だから、織音には付き合ってらんない♪

部屋を走り回る雪姫に向かって織音は、指揮棒を振り下ろす。

辺りには、騎士達が現れ、臨戦態勢になっている。

雪姫も理解していないみたいだ。

この曲の意味「カヴァレリア・ルスティカーナ」の意味を……。

一人の女性を奪い合う男性二人の決闘。

最後に主人公が相手に心臓を剣で貫かれて死ぬエンドの曲。

サボっている雪姫は、その事を忘れている。

clanon213

何で、あたしが剣持ってるのよ!!
これも運命なんですよ。

あなた、剣で貫かれても死なないからこの曲を選択したの。

精々、苦しみなさい。

だって、私は魔王だから♪

くっそー、これも一か八かだ!!

やるわよ!!

この曲中で雪姫さんが勝てる可能性はゼロ%ですから!!
雪姫と男が決闘をしている(させられている)のは、この歌原織音を怒らせたからだ。

歌原織音に見せられる音楽の幻影には、立ち向かうことが出来ない雪姫は、されるがままになっていた。

汗が飛び散り、とてもつらそうな雪姫。

そんな彼女に転機がきた。

clanon213

これで決まりだ!!


雪姫は思い切り剣を振りかぶり、男に振り落とした。

しかし、相手は幻影。

雪姫は、とっさに回避することが出来ず、そのまま幻影の男に貫通するぐらいの力で雪姫の腹に突き立てた。

clanon213

プキュー
雪姫が地面に倒れ込むと、織音も指揮を止めた。

理由は、再生待ちだ。

clanon213

ひどいなぁ……織音ちゃんは……。

あたしの事本気で殺したいの?

今回の事で精神的に追い込みたいだけ。

追い込んだら私の合奏に出てくれそうだから。

でも、嫌だね。

あたしは、幼女が好きなの。

音楽より幼女が好きなのよ♥️

そろそろ再生したみたいだから今度は、雪姫に取って置きの悪夢を見せる曲を用意したわ。
そんなのあるわけ……

……って、まさか!!

や、やめろ!!

あたしのトラウマをほじくりかえすな!!

曲は、ミュージカル音楽「レ・ミゼラブル」より……

曲中で一杯人が死ぬから今回の戦いにはぴったりでしょ♪

じゃあ、早速始めましょ。

本当の意味の殺しあいを……。

雪姫の大切な夢姫が出てきた。

彼女も織音が作り出した幻想だ。

この幻想だと夢姫は銃殺される。

綺麗な音色は、闇を帯び、戦争が始まった。


clanon213

夢姫お姉様!!

夢姫お姉様!!

夢姫お姉様!!

そのまま逃げることなく、夢姫は帝国軍によって射殺されてしまう。

精神的に不安定になった雪姫は叫んだというより吠えた。

clanon213

あたしの雪姫お姉様を……

よくも……

よくも……

どうですか?

神経衰弱なされましたか?

これは、私の勝ちですね。

あなたは、これ以上戦っても私には勝てないんだから……

んな?!

まだ負けていな……

その時、バックに失敗したトラックが部屋に突っ込んできたのであった。

神経衰弱しきっている雪姫は、避けることをせず……

clanon213

ぷきゅ~
完全にトラックに牽かれて、下敷きになり、内臓などが飛び出ていた。

それを見ていた織音は……

clanon213

きゃぁぁぁぁ!!

誰か救急車を……!!


夢姫お姉様……夢姫お姉様ぐふふ……
原型を留めていない雪姫の無惨な生きざまをさらし、トラックのタイヤの下で笑っていた。

そして、こう言ったのだ。

clanon213

これは参った……
私が勝っちゃった……。

でも、これで勝ちはダメだろうよ……。

まあ、時間も時間だしまあ、いっか♪

その翌日以降の歌原織音の合奏には、きっちりと雪姫が来るようになったのであった。

clanon213

約束通り出てきたわよ。

文句は言わないでよね!!

よーし、今日もビシバシ行きますわよ!!

私の世界に皆はついてこられるかな?!

そして今日も歌原織音たちの音色は、今宵の合奏上に響きわたるのであった。

clanon213

♥️これにておしまい♥️

clanon213

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登場人物紹介

名前:梅原 雪姫(ウメハラ スノー)


version 50.0




性別:アルティメット幼女♪




特殊能力:《魔王アザトース》


旧名:《魔王の落とし子》


※能力の内容は似たようなものなので変更点は下記の「version50.0の追加要素」を参照



大層な名前だが平たく言えば不老不死の再生特化能力。ケガ程度ではない致命傷でも瞬時に完治する。即死しようが、首が斬り落とされようが、粉々になろうが、燃えカスになろうが、擦りつぶされようが、宇宙空間に放り出されようが、【転校生】に全力でぶん殴られようが、絶対に死なない。『魔王因子』で新鮮な体組織を作り出しているため、毒殺・絞殺・溺殺なども無意味。再生スピードは気分次第で変わるが、再生速度を超えて殺し続ける方法や永遠に殺し続ける方法でも完全に消滅させることは不可能。


その力の影響か、首を切り落とされても角質が落ちたくらいの痛みに軽減される程に痛覚が欠如しているらしい。(要するに首切り落とされようが物理的にも精神的にもノーダメージ)


回復する際は光に包まれたりする訳ではなく普通に肉片がグニョグニョと蠢いたりするので再生描写がグロすぎて閲覧注意!しかも、原型を留めない程に潰されると『中身(全身魔王因子で構成された黒いスライム風味の神話生物)』が出てきて無理矢理再生しようとするので更にエッグい。(本人曰く「ふえぇ…そんなに殺ったら『ナカミ』出てきちゃうよぉ/////」と発言しているようで流石の寛大な雪姫も『ナカミ』を見られるのは恥ずかしいらしい)


この世界における【魔人】は常人より身体能力が遥かに高く個人差まであるが、雪姫の場合は攻撃を受けた際に、その威力に比例して………《魔王の落とし子》の力を使って再生&回復等をする度にRPGのレベルUPの要領で身体能力が強化される。(ダンゲロスに初参加する段階(レベル1)では細腕一本で「うんしょ♪」とか言いながら高層ビルを『軽~く』一撃の元に叩き潰すくらいの身体能力)


戦闘スタイルは、その化物じみた身体能力と身体への負担を気にせずに戦える特殊能力を全面に活かした肉弾戦を主していて、空腹の時などは『ナカミ』で相手を《捕喰》したりする。(『ナカミ』を使って《捕喰》した際にも経験値を獲得出来る)




キャラ設定:本名は佐藤 小雪(サトウ コユキ)


10年ほど前は変態指数ぶっちぎりのロリコン女子高生だった。


幼い頃から、強くて綺麗で幼くて可愛らしい物語のお姫様(お姫様のイメージ図が結構ズレてる)に強い憧れを抱いており、ある日トークメーカーを読んで『チートバグでぅゎょぅι゛ょっょぃ~適量のチョコとチーズを添えて~』に登場する夢姫(うちの子)の大ファンになる。


偶然地球に遊びに来ている夢姫達と出逢い、彼女が作った魔王因子100%の毒林檎こと《魔王の果実》を飲まされた事で目が覚めたら「体が縮んでしまっていた!(幼女)」状態になって、その影響で【魔人】の能力を習得したとのこと。


その後、憧れの夢姫一行に物語を越えて出会えた感動から夢姫達の家に転がり込んで『梅原家』の一員となり名前を『梅原 雪姫(ウメハラ スノウ)』に改名した。


明るく朗らか且つ温厚な性格で梅原家にもすぐに馴染んでしまう一見すると良い子だが、その反面………攻撃を受ける度に強くなる性質の能力や夢姫達への強い憧れから、力への渇望が強い故に、頻繁に【魔人】同士の戦いに参加している内に今では夥しい数の交戦回数を誇る戦闘狂になったという闇(病み)の深い部分もあったりする。




相手を倒したい理由:憧れの人みたいに強くなりたいから




version 1.1の追加要素:前回の負けパターンから学習したせいか、夢姫(アリス)に指導を頼みスピードと持久力の向上の修業に明け暮れた結果………「日本からバタフライをして38秒でアメリカに着く」ほどの成果を得た。(走行の場合も同様のスピード)


勿論、こんな筋力と耐久と敏捷の塊のような幼女型のバケモンに突進なんぞされたら堪ったものではない。


『ナカミ』を使って何処ぞのラスボス系吸血鬼主人公のように身体を自由に変化させることが出来るようになった。




version19.0の追加要素:作者から「友人がエブリ○タ産の神を連れてくる」と聞かされたせいか、居ても立ってもいられなくなった結果、修業と称して戦闘行為という名の暴飲暴喰を繰り返している内に『レベル1』~『レベル19』まで強化された。(『レベル20』で《Rise of Azathoth》を習得可能)




version50.0の追加要素:前回の敗戦のショックから吹っ切れた結果、次の追加要素を獲得した。


・能力名を《魔王の落とし子》~《魔王アザトース》に変更。


・『レベル20』~『レベル50』まで上昇によりステータス大幅強化。


・前回の戦闘で不老不死をメタる能力と相対して不死性を貫通された事から不死性の由来を『再生』から『変化の拒絶』に変更した事によって、これまで以上に不老不死に磨きが掛かる。


・《Rise of Azathoth》を使わなくても【魔王アザトース】の力をある程度使えるようになり、触れた相手を《捕喰》したり身体の一部だけを魔王に近い状態に変化させるなどの応用も効くようになった。




宝具《赫キ鏖殺ノ異形》


吐き気を催すほど血みどろじみた赫い色をした異形の刃。相手は死ぬ。


刃としての機能の内の『死』のみを、標的を殺すことだけに特化した逸品で、そこに遊びは介入せず、あらゆる不純物を取り除いた殺しの道具。


一度振るうだけで致死量のダメージを与え、不死なる者にも、生無き者にも。ただ一つの例外もなく、等しく『死』という結果を与える。


ついでに喋ったり擬人化したりする。



代償:装備した本人も死ぬ諸刃の剣。


しかし雪姫の場合は『死』という概念その物を既に喰い殺しているため死なない。(本人曰く「死にはしないが物凄く痛い程度」とのこと)


それどころか逆に装備する度に致死量のダメージを受けて、その分を丸ごと経験値にする体質から《赫キ鏖殺ノ異形》の欠点を逆手に取った扱い方をする雪姫にとっては色んな意味で相性抜群と言える。


因みに最近では素振りをし過ぎたせいで代償のダメージにもなれたらしく、一瞬(ノーモーション)で復活するようになった。




秘奥義《Rise of Azathoth》


『ナカミ』を含む自らの身体を強制的に成長させる事によって《魔王アザトース》の姿に変化する。発動中は周辺のあらゆる生物や概念だけでなく相手の攻撃や特殊能力なども片っ端から《捕喰》して無力化し、それどころか《捕喰》する度に《巨大化》しまくるので単体で幾千もの宇宙を破滅させかねない。



欠点:『盲目白痴の神』そのものになるため発動中は知能の大半を失って無尽蔵に暴れ狂う。


作者:ロリロリ

歌原 織音(うたはら おとね)

性別:女性

年齢:24才

職業:指揮者


特徴:気の弱い世界でも名を轟かせる有名な若手指揮者。

有名楽団の指揮者をしている。

そんな彼女が隠しているのは、中学生時代に目覚めた魔神の力。

周りが音符を無下に扱った所、魔神の力が目覚めてしまう。

好きな言葉は「一音入魂」

彼女の作り出す音楽ワールドツアーをとくとご覧あれ。


能力:魔王の音楽(ダークネス・タクト)

彼女が指揮する音楽を聴くと、その音楽に逆らえなくなる。指揮した曲は、彼女の環境下になり、戦争の曲だと相手を殺戮する力さえ持つ。トランペット使用だと、相手をぶっ飛ばす勢いのある音楽を奏でる。

味覚や風景にまで反映され、自分の戦いやすい方法で精神攻撃するのを得意としている。常に相手を殺戮するより、精神的に鬱にする戦法を使ってくる。

武器は、指揮棒とトランペット。

指揮棒は、彼女の意思で槍に変化させる事も可能である。



相手を倒したい理由:クラシックと吹奏楽を普及させるため。




作成者:鈴鹿 歌音

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