第2話 大掃除は大変 ②
文字数 1,161文字
夏目は流石に熱くなったのか、ガスマスクを取り外す。
マスクの下からは額に汗が滲み出た夏目の顔が出てくる。
切れ長の目で、すこしツンケンした感じ。髪はポニーテールの女の子。
マスクの下からは額に汗が滲み出た夏目の顔が出てくる。
切れ長の目で、すこしツンケンした感じ。髪はポニーテールの女の子。
絶対にしてはならない事のようだ。
とりあえず夏目から箒と塵取りを受け取る。
とりあえず夏目から箒と塵取りを受け取る。
顔は笑っているが、夏目の目は笑っていなかった。
仕方ないが、諦める他ないようだ。
ここで、自分の頭が冴えわたる。
仕方ないが、諦める他ないようだ。
ここで、自分の頭が冴えわたる。
付き合って半年以上になるが、未だ夏目の部屋は見たことが無い。
この機を利用して、見るチャンス。
だが、そんな邪な考えは既に感づかれていたのか、こちらを見る視線には
ギロリと睨みを利かせていた。
この機を利用して、見るチャンス。
だが、そんな邪な考えは既に感づかれていたのか、こちらを見る視線には
ギロリと睨みを利かせていた。
取り付く島もないとはこの事か。
仕方ないので、当初の予定通りリビングに向かう。
リビングは清潔な空間が漂い、部屋の隅に大型テレビが設置され、中央には家族で食事できるように木のテーブルと椅子がある。そばに隣接されているキッチン。
見た所、まだ部屋がきれいな事を見ると、大掃除の手つかずの場所のようだ。
仕方ないので、当初の予定通りリビングに向かう。
リビングは清潔な空間が漂い、部屋の隅に大型テレビが設置され、中央には家族で食事できるように木のテーブルと椅子がある。そばに隣接されているキッチン。
見た所、まだ部屋がきれいな事を見ると、大掃除の手つかずの場所のようだ。
テーブルの下からカサカサと何やら音が聞こえる。
まさか、と覗いてみると、そこにはスリッパサイズのGが蠢いていた。
まさか、と覗いてみると、そこにはスリッパサイズのGが蠢いていた。
これは夏目じゃなくても驚くデカさだ。
未だ俺に対して警戒をしていないのか、その場でカサカサとゆっくり動いている。
返事がない。
振り返ると、夏目の姿は既になく、バタン、というリビングの扉が閉まる音。
あいつ、逃げやがった。
to be continued