第2話 可憐な瑠璃色の花

文字数 508文字

可憐な瑠璃色の花

許されない想いも、傍にいたい願いも

あなたなら分かるでしょ…

私は授業中に眠気で集中出来ず

理由をつけ保健室へ

その途中で花壇がある

”可憐な瑠璃色な花が沢山咲いており”

これはネモフィラだ…綺麗…と見惚れ

スマホで写真。

目で見る景色と何かを通して見る景色は

あきらかに違いがあった。

いつ間にか隣に女子がいる

私は「あなたもサボり?」

その子は何も言わない…

「あっそ…」と最後に私は呟いた

急にあなたが「許されたい願いや何かある?」

本当に急なので答えられなかった…けど…

小さい頃、後悔した事を思い出した…

私も急に「あったよ…小さい頃、猫を飼っていたんだけど…」

「その猫とボールで遊んでいたら…事故に…」

「その後は大体分かるでしょ…許さない事と悲しい事だった…」

あなたは黙ったまましばらく沈黙があり…

あなたは「それはもう…許されてる…ちょっと違うね」

「”許してる”と思うよ?」

私は「えっ…」

意味が分かんない…許されてる?

あなたは「だって…私だから」

笑顔でこちらを向き私は不意に抱きしめた。

私はこの”可憐”な花に”許された”んだと

涙を流してしばらくそのまま…

そして、あなたは消えてしまった…

私はこの過去を”許したんだ”と思った
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