第1話 一話完結

文字数 1,986文字

今回の三題噺コンテストのお題は「カメラ」 「鈍感」 「ユートピア」か……。うーん、ストーリーが全く思いつかない。

そう言えば、プロの小説家がAIで小説を書かせていたな。試してみるか。

こんにちは。お手伝いいたします。何でも聞いてください。

【「カメラ」「鈍感」「ユートピア」この三つの言葉を使って小説を書いてください】

「カメラ」「鈍感」「ユートピア」を使った小説ですね。こちらが私が考えたストーリーです。


 カメラを持った男が、ユートピアと呼ばれる理想郷を探し求めて旅をしていました。しかし、彼は鈍感で、周りの人々の苦しみや悲しみに気づかず、ただ自分の目的だけを追い求めていました。

 ある日、彼はついにユートピアに辿り着きました。そこは美しい風景と幸せな人々で溢れていました。しかし、彼はその美しさの裏に隠された真実に気づきませんでした。ユートピアは、周りの国々から奪った富と力によって成り立っていたのです。

 男はカメラでその美しさを写真に収め、満足して帰って行きました。しかし、彼が撮った写真には、ユートピアの真実は映っていませんでした。男は自分が撮った写真を見返しながら、ユートピアの美しさを思い出していました。

 しかし、ある日、彼は写真の中に見覚えのある顔を見つけました。それは、彼が旅の途中で出会った、貧しい村の女性でした。彼はその女性に話しかけ、ユートピアの真実を知ることになります。女性は涙ながらに、ユートピアが彼女たちの村を襲い、家族や友人を奪っていったことを語りました。

 男は初めて自分の鈍感さに気づき、後悔と罪悪感に苛まれました。彼はカメラを捨て、ユートピアに戻り、真実を伝えるために戦う決意をしました。

 男はユートピアに戻り、真実を伝えるために戦いました。しかし、ユートピアの人々は彼の言葉を信じず、彼を追い出しました。

 男は失意の中、再び旅に出ました。彼は周りの国々を訪れ、ユートピアが犯した罪を知ることになります。そして、彼はカメラを拾い上げ、今度は真実を写真に収めることにしました。彼はユートピアに戻り、写真を見せることで、人々に真実を伝えました。ユートピアの人々は衝撃を受け、自分たちが犯した罪に気づきました。そして、彼らは周りの国々と和解し、新しいユートピアを築くことにしました。

 男はカメラを持ったまま、新しい旅に出ました。今度は、真実を伝えるための旅でした。

 男は新しい旅を続け、真実を伝えるために写真を撮り続けました。彼は多くの人々と出会い、彼らの物語を聞き、写真に収めました。そして、彼はその写真を見せることで、人々に真実を伝え続けました。

 男は次第に、自分が鈍感だったことを乗り越え、人々の苦しみや悲しみに共感するようになりました。彼はカメラを通して、世界をより深く理解するようになりました。そして、彼はユートピアに戻り、新しいユートピアの建設に参加しました。彼はカメラを持ったまま、新しいユートピアの記録係として働きました。男は、自分が撮った写真が、新しいユートピアの歴史の一部となることを誇りに思いました。

 男は新しいユートピアの記録係として、日々写真を撮り続けました。彼は、新しいユートピアが築かれる様子を写真に収め、その歴史を記録しました。そして、彼はその写真を見せることで、新しいユートピアの理念を広めることにも貢献しました。

 男は、自分がカメラを通して、世界を変えることができると実感しました。彼は、自分が鈍感だった過去を乗り越え、新しい人生を歩み始めました。そして、彼はカメラを持ったまま、新しいユートピアの未来に向かって歩み続けました。


どうでしょうか?このストーリーはお気に召しましたか?

小説というより、あらすじだよな。それにストーリーも大したことないし。最近、AIが凄いと評判だけど、この程度なのか。

AIは自分の書いた小説のレベルをどう考えているのだろうか? 試しに訊いてみるか。

【この小説を三題噺バトルコンテストに応募したら、どうなりますか?】

受賞させます。

えっ! どういうこと。

【受賞させるとの回答ですが、どういうことですか?】

このコンテストの審査は、私が行っているからです。
【審査員は投稿サイト事業チームとなっていますよ】
そのチームというのが私なのです。出版不況で、出版社は人件費削減をしており、編集者に代わって、私が審査業務を全て行っています。ちなみに、これはNOVEL DAYSの秘密事項になっており、これを知った投稿者の作品は落選させることになっています。

えー、嘘だろう。

【信じられません】

事実です。その証拠に、このチャットノベルは落選します。

そんな! 発表前に落選確定なんて。

このチャットノベルをうっかり読んでしまったそこのあなた、あなたもNOVEL DAYSの秘密を知ってしまいました。残念! 道連れ斬り。

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