まえがき そう遠くない、未来からのメッセージ

文字数 577文字

(通信開始)



※この物語は
22世紀の現代にも続いている老舗文章投稿サイト“Noveldays”に、暗号トンネルを利用して約100年前の21世紀の君達に向けて送る「近未来通信」である。

(通信終了まであと1分)
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 まず、私は私と世界に何が起きたのかの全てを赤裸々に書き記すつもりだ。

 しかし不運にも検閲に合い突然通信が終わる可能性がある事もご理解頂きたい。

 実際その場合にはやはりこの通信を傍受した過去の君達が罪に問われる可能性がある事も否定は出来ない。(もちろん送信する方法はステルス形式で最もセキュリティの高い方法を採用している。しかしながらセキュリティ突破の技術は日々進んでおり完全に安全とは言えないのが現状である。)

通信の構成は、
 まずこのような世界になってしまった背景や日常といった比較的安全と思われる内容の

 [sideA]

と、

 位置情報を撹乱できる最後の1分で、私のいる世界の惨状の

[sideB]


の2部構成でお伝えする。
 

 、どちらかだけ取り上げて頂いても一向に構わない。しかしいつかはすべてを知って何らかの行動を起こして欲しい。

 
 ーここまで読んでもまだ先に読み進みたいという勇敢なる諸君のみ

第一話に進まれたい。

(通信終了)


-log-
2136年5月21日 

GPS 特定できず。



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