第一話

文字数 860文字

アインス国には危機が迫っていた。周辺国との関係が悪くなり、今すぐにでも戦争が始まろうとしているからだ…




「はあ…朝か。」
そう言って起き上がり、一階へ降り、そして、冷蔵庫を開け、中から昨日の残り物を取り出して食べる。そして家を出て、仕事場へ向かっていた。


3分ほど歩いていたら、
「よっ!」
と後ろから声をかけられた。
「なんだ…ライラか。そういえば一緒のとこに配属されるんだっけ。」
彼女はライラ。俺と同じ陸軍の同期だ。
「ああ、私は川のあたりがいいかな〜」
「そうか…まあ、それだったら俺は山がいいな。」
俺は山がいい。その方が生存率が高そうだからだ。
そうして、ちょっとした会話をしながら歩いて行った…


ー陸軍基地ー
「やあやあ君たち、待ってたよ。」
基地に集められたのは、俺達以外にも、10数人ほどいた。
「今日は君達の配属先を発表するために集まってもらったんだったな。早速発表しよう。君たちには、この黒点のとこに行ってもらう。」

「我が国とゴキード連邦との国境の山、そしてそこの南だな。君達には明日から行ってもらう。明日の10時からまたここにきてくれ。残りの時間は、顔合わせでもしといてくれ。」

どうやら、俺達は山に行かなければいけないようだ。まあ、山は自分の中ではマシな方ではあるが…

「こんにちは〜」
後ろから、何者かに声をかけられた。
「僕は、ブリ介と言います。能力は人より頭がいい程度…よろしくお願いします。」
「あ、一緒の隊の方ですか。俺はレンカと言います。能力は…まだよくわかっていませんが、なんらかの条件時、力が強くなる能力です。よろしくお願いします。」
俺からも話しかけないとな…まずあそこにいる奴に話しかけるか。
「同じ隊になったレンカです。能力はなんらかの条件時、力が強くなる能力です。よろしくお願いします。」
「お、よろしく。自分はアドルフだ。能力は電気を使う程度だ。」
この人は仲良くしやすそうだ…
そうして、顔合わせを済ませ、明日に向けていつも通りの健康にいい飯を食べ、風呂に30分は入り、そして軽い運動をした後に、眠りにつくのだった…

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