詩小説『彩り』3分の光と色。夢を追う人へ。

エピソード文字数 646文字

彩り

さほど満たされてやしない。けれど夢からは醒めちゃいない。
塗り潰すでもなく、塗り重ねる。

くだらないと知ってたとしても、格好悪いと気付いても。
きっと、痩せ我慢じゃない。

ふいに溢れた鼻歌が弾むように、ありがとうとごめんねを積み上げれたら。
僕等の明日は輝くのに。

開館間もない水族館のガラス越しから空飛ぶ熱帯魚見上げて。
浮かんでは消えてく蜃気楼な夢の中へと。

自虐ばかりは聞きたくない、自慢話もたまには聞かせて。
無限の可能性でなくても、無限に夢なら持てるはず。

それぞれに色を持つ生命体。

ベンチプレスに手をかけたなら、頑なな明日を持ち上げる。
見つかるでもなく、見つける。

いったいどんな顔して掴めばいい? 差し出した手が問いただしてる。
ただ握り続けることは決めてる。

あくびをするように、くしゃみが出るように、また明日を繰り返せたら。
僕等の未来は続いていくのに。

彩りはずっと前から決めている。後は被写体を定めるだけ。
触れ合う度に混ざり合う、行き先も決めずに流れる流れ星。

昨日の出来事も聞かせて、明日の予定も聞かせて。
早すぎたはあったとしても、遅すぎたはきっとないはず。

流れ着いた場所で、石ころになる星。

開館間もない水族館のガラス越しから空飛ぶ熱帯魚見上げて。
浮かんでは消えてく蜃気楼な夢の中へと。

自虐ばかりは聞きたくない、自慢話もたまには聞かせて。
無限の可能性でなくても、無限に夢なら持てるはず。

それぞれに色を持つ生命体。
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登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

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