第16話 隅田川沿いの夕提灯

文字数 105文字

陽が墜ちる夕暮れ
隅田川沿いの遊歩道
夕提灯に火が灯り
人々がそぞろに連なる

隅田川の川面には
息を吹き返した
屋形船が客を乗せ
船からは民謡が
もれ聴こえる

早く過ぎていた
時間は再び緩やかになり
記憶のアルバムがまた
綴られてゆく
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