さくら

文字数 355文字

        見上げると 

  はなはなはな  は   はらはらはら 

       はるひにたはむれ 

       はかなしかなし

   これはことばあそび的な一首です。
    桜を見上げると、折からの風で
    数多くの桜の花が自分めがけて
       散ってきました。

    これは文章で表現するよりも
   「はなはなはな」が「はらはらはら」
   とした方がその時の感じをリアルに
   表現できると思いこのようなうたに
        しました。

         なお
    二句以下は頭韻を踏んでいます。

     ことばあそび的な短歌は、
     万葉集にも載っています。

    *よき人の よしとよく見て 
    よしと言ひし 吉野よく見よ 
       よき人よく見   
        天武天皇 

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