第3話

文字数 419文字

あなたが来る日だ。
娘の自転車置いてあった。
ありがとうと、今日会いに行って良いかLINE。
やっぱりなんだか、そわそわしちゃう。
忙しそうだから、顔見るだけ。
わたしはそれでも良いんだ。
返信来ない。
凄く怒ってたから、行かない方が良いのかな?

きみはもう起きてるだろうか?
日曜だから、まだ寝てるだろう。
自転車置いて、それでも未練がましくきみたちの部屋を見上げる。
ダメだ、決めたんだ。
どうしてもなら、仕事中来るだろう。
そしたら考えないでもない。
LINEはこれ以上きみに文句言いたくなくてブロックしてるけど、電話だって出来るんだし。

今頃始まってるのかな?
ブログや、あなたが来てるお店のホームページ見たり。
でも、やっぱり返信はない。
何時頃終わるんだろう?
その頃行ったら少しふたりの時間出来るかな?

来ないな。
やっぱり僕がこっち来てさえ、会いたくはないんだ。
自転車のお礼くらいは電話して来れば良いのに。
早々売り切りもて余す。
今来たら、少しはふたりになれるのに。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み