第1話 「ノマドランド」
文字数 451文字
最近3種類ほどのアカデミーな賞を取得した「ノマドランド」を鑑賞した。「ノマド」という言葉に反応し、「これは観なくては。」と私は重ーい腰を上げ、映画館に繰り出した。
内容は非常に淡々と進んでいき、特に事件が起きる等の場面は少ない。故に途中で何度か寝落ちした。
しかし、そんなに何度も事件が起きることはフィクションの証であって、私の文章のように、しょーもない日常をなにかしら事件のような着ぐるみを無理矢理に着させて発信するというのはまさに素人のやり口なのだ。(しかし、吾輩はそんな文章が好きだ)
この映画を観て、私が感じたことは、「人間どこへ行っても、どんな生き方をしても孤独はつきまとうんやなぁ」ということである。
車で生きようが路上で生きようが、家族と家に住もうが、病院や施設で暮らそうがそれはきっと襲って来る。(時がある)
私はこの映画から「生きている間の孤独は当たり前」ということを学び、その上で、「いつか皆それぞれ死んで行くねん。せやから深刻になりすぎずに日々を充実させようや!」と激励を受けた。気がした。