中央コントロールセンター
文字数 1,322文字
狂いの無い道筋を一定の緩やかなスピードで走る……正にその通り、特別なエア=カーだったお陰で専用道路を使い直ぐに到着した。
入り口の直ぐ近くにATMの様な中央コントロールセンター入場用窓口があった。
そこで手続きをしないと入れないのだ。
パスポートを拝見します。
「公務員証」並びに「文部科学省職員証」はスキャナーの上に置いて下さい。
カタカタカタカタ………カタカタカタカタ………
ピンポーン………
住民データベース照合完了。
「R-MP-No.1613」
職業、文部科学省外宇宙科学調査部部員。
公務員証、文部科学省職員証ともに本物であり偽造パスポートの可能性は否定される。
よって本人である。
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オールクリア、お通しします。
では、あちらの部屋へどうぞ。
手続きを終え部屋へ向かった。
部屋の内装は白を基調としていて無機質な感じだった。
そしてバイツ司令が待っていた。
「一体何の用だろう」と思っていたスタークの肩を誰かが叩いた。
そう言ってバイツ司令は立ち去って行った。
実は彼ら、どういう訳か未だに帰還してこないんだ。
最も、今回の調査は前例の無い方面への調査だから念には念を入れて様々な対策を取り入れ、最高の技術を使った。
その中の一つとして出発日から我々中央コントロールセンターで一時間おきに調査隊に連絡を入れたんだ。