第2話

文字数 423文字

「頭痛の種!コレをひとつ飲むとたちまち激しい頭痛に襲われ死にたくなる事が出来るんだ。」
「わあ、すごいや!ありがとうドザえもん」
「紫明くん、くれぐれもひとつしか飲んじゃ…、あっ!一瓶全部飲んじゃった!明らかなオーバードーズだよ。それじゃあ妖精さんだって死にたくなっちゃう。ガクブル。ぼ、ぼくしらなーい!」
ピュウーっ
「あれ?何も起こらないじゃないか。ドザえもんのやつ、もう一瓶置いてったぞ。なになに?不安の種?ようし、これも飲んじゃえ!」
ピッキーン
「うおおおおおあおおえあおおおあったまいってーっ!」
「ブルブル、寒いッ!毛布、あったまいてー!」
「酒だ、酒っ!」

一時間後 
「心配だから戻って来たけど、紫明くん無事に死んでるかなあ?」
「あっ!毛布にくるまってのたうちまりながら酒を飲んでいるっ!なんて地獄絵図なんだ。頭痛すぎて髪の毛全部引き抜いて血だらけ、濃硫酸の爛れも相まって原形を留めて居ないぞ!あれじゃどんな名探偵でも紫明くんだってわからないよ!」

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