第2話 推しさん

文字数 7,578文字

定時になり、帰る支度を始める。タッグを組んでいる人達は、相方の営業でのトラブルや書類作りで、まだ帰れそうではない。比較的仕事の少ない私が手伝うべきなのは分かっているけど、私はそこまでメンタルが強くなかった。最初は私も何か手伝いますと声をかけていたが、先輩には遠慮がちに断られ、自分より後輩の子も気まずいのか、逆にやりにくそうで申し訳なくなる。
結局、目立たず、言われたことだけをして、何食わぬ顔で帰ることが一番で、なによりそれが私の残されたメンタルを唯一保つ方法だった。

「お先に失礼します。」
「お疲れ様〜」

すれ違う何人かの先輩に挨拶をする。みんなこんな私に対してもちゃんと挨拶を返してくれるからやっぱりいい職場なのかもしれない。
扉を出ようとした時、一瞬黒木さんと目が合い、一応会釈だけする。向こうも軽く微笑んで会釈を返してくる。その黒木さんの後ろで、黒木さんとタッグを組んでいる事務部の女子が私を睨んでいたように感じだが、気づかないふりをする。あんなの相手にしていたら、キリがない。私は黒木さんなんて興味ないですよ、と心の中で唱える。

9月。外の空気は澄んでいて、今日は少し肌寒い。いつもと同じ道、いつもと同じ風景。この時間帯に回転するラーメン屋と、いつもヤンキー達がたむろっているコンビニ、老人夫婦が営むカフェを通り過ぎる。
いつもと同じ帰り道。だけど、その中でも私の唯一の楽しみがある。
今日はあの人いるかな…
いつもならこの時間帯にすれ違うはずだった。
今日は会えないのかと少し落胆した時、前から背の高い銀髪の男性がこちらに向かってくるのが見えた。
いた。今日も会えた。心の中で密かにガッツポーズをする。距離が近くなるまでその人をじっと見つめる。やっぱりかっこいいその人は、多分40代半ばくらいの男性。短髪に綺麗な銀色がキラキラとしていて、目が離せない。私はこの人を心の中で推しさんと呼んでいる。おじさんと少しかけているこの呼び名を結構気に入っている。
私が大学に通い始めた時くらいから、推しさんが走っているのを時々見かけるようになって、今では定時帰りにここですれ違うのが日課だった。外国の血が混じっているんじゃないかと思うくらい背が高くて、すらっと通った鼻筋。オーラが凄い。もちろん話しかけることなんてできないから、こうしてすれ違うだけだけど、間違いなく推しさんは私の生きる活力だった。

推しさんがだんだん近づいてくるのを感じて、私のとっさに目線をそらす。見ていることは絶対にバレたくない。推しさんに気持ち悪いと思われることだけは嫌だった。
推しさんが横を通り過ぎていく。少しいい香りがして、堪らなくなる。本当にかっこいい。
推しさんに会えるこの瞬間だけ、仕事の嫌なことも自分への劣等感も消えて幸せな気持ちになる。その後の帰り道、口角が少しだけ上がっているのが自分でも分かった。

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「やっほ。久しぶり。美香」
「里穂~会いたかったよ。久しぶり。」

久しぶりに会った友達に倒れるように抱き着く。

「あはは、重い重い。」
「もう、本当に疲れた。もう仕事辞めたいよ〜。」
「はいはい。話はお店で聞くから、とりあえず行こ。」

同期の飲み会を急用があると言って断ったのは嘘ではなく、この友達である里穂に会う約束ができたからだ。里穂は金融業界で働いていて休みが土日。私は平日が休みだから中々予定が合わない。だけど、今日は私が早上がりで里穂と予定を合わせることができた。
大学時代に出会った友達で今でも仲良くしているのは里穂だけだ。たまたま少人数クラスの授業で隣の席になって、それからずっと関係が続いている。私にとって貴重な存在だ。

適当な居酒屋さんに入って、適当なおつまみとお酒を頼む。私はいつも柚子酎ハイで、里穂はいつもコークハイ。

「それで、美香は相変わらずなの?」
「相変わらずです。もう本当にあの会社辞めようかな。」
「でも人は良いんでしょ?」
「うん、まあ。田村さん、私の教育係だった人ね。田村さんも私に呆れてるだけで意地悪してくるわけではないし、他の人もできない私をフォローするために気にかけてくれてるんだけど。」
「いい職場じゃん。」
「でも、私3年目だよ。後輩に先越されて、後輩もこんな先輩に対してどう接すればいいのか分からないって態度でさ。申し訳ないよ。」
「まあ、ねえ。」
「去年大きなミスして今のポジションじゃん。未だにあの会社にいる自分のメンタルにびっくりだよ。本当に。」
「でも、入社前はさ、仕事できない認定された方が楽だし、最初からそういうキャラでいこうとか言って笑ってたじゃん。私達。」
「あの時はね。実際の仕事できない認定は辛いよ。」

柚子酎ハイを飲み干して、ため息をつこうとしたところで思いとどまる。
里穂に愚痴ってばかりじゃ、里穂にも悪い。せっかく久しぶりに会ったんだし、もっと楽しい話をしよう。そうだよ、私の馬鹿。

「里穂はどうなの、最近。」
「え、あーうん。私は、営業にやっと慣れてきたかなって感じ。個人営業だから結構体力いるけど、私の指導担当の人が28歳くらいの男の人でさ。」
「ほうほう。」
「その人が結構かっこよくて、仕事もできるし。その人を活力に頑張ってるって感じかな。」
「いいなあ。でも、営業ってすごいね。」
「そうかな。まあ、大変だけど、色んな人に出会えるし楽しいよ。」
「そうだよね。毎日新鮮そう。で、そのイケメンの人って誰似?」
「う~ん。強いて言えば、向井理かなあ。」

出た、向井理。向井理顔は仕事ができるみたいな法則でもあるのか。
強制的に黒木さんの顔を思い出して、必死にその顔を消そうとする。

「そういえば、美香の職場にも向井理似の営業マンがいるって言ってたよね。」

だが、その努力もあっけなく終わる。

「うん、いるよ。私はちょっと苦手だけど。」
「えーなんでよ。いいじゃん。イケメン。」
「もう会社では平凡でいたいんだよ。そこに、彼女なしのイケメンに話しかけられたら、周りの女子の目が怖いっていうか。」
「あー、確かに。それはあるかもだけど。やっぱりそのイケメン美香のこと好きなんじゃない?美香は違うって言い張るけどさ。」
「もうその説はないって、前会った時に結論出したでしょ。黒木さんはお人よし人間なだけだって。」
「ふーん。どうだか。まあ、美香がその黒木さんに興味ないなら別にいいんだけどね。」
「そうそう。職場恋愛なんて黒木さんじゃなくても絶対嫌。」

それから里穂との話は尽きることなく、恋バナや大学の同期の話などを話していると、時計の針はあっという間に22時をまわっていた。
お互い明日も仕事なのに、こんな時間まで話し込んでしまった。急いでお会計をしようと席を立つ。

「でも、里穂が仕事上手くいってるみたいでよかったよ。里穂が私みたいにならないよう私は願うのみ。」

お会計をしながらそう呟くと、里穂からの返事はなかった。
里穂の方を向くと、いつになく真剣な目で私を見つめてくる。

「あのさ、美香。」

そう言って、また黙る。なんだ、里穂がこんなに言葉を詰まらすなんて。
首を傾げて言葉を促すと、里穂は意を決したように言った。

「美香さ、仕事変えたら?」
「え?」
「美香がさ、今みたいな状況になっても頑張って出勤してるのは偉いと思うし、職場の人も良いみたいだから言うか悩んだんだけど、」

「200円のお返しです。」
「あ、はい。ごちそうさまでした。」

店員からお釣りを受け取って店を出る。

「ごめん。話の途中で、」
「いや、だからね。美香にはもっと向いてる仕事があると思う。」

仕事変えたらという話は今まで何回も里穂から言われていた。
だけど、今回の言い方はいつもとはちょっと違う。本気でそう思っていて、本気で言ってくれたんだって分かる。

「私も辞めようかずっと悩んでるんだけど…正直怖いんだよね。」
「うん。」
「新しい職場に行って、また大きいミスしたらどうしようって。周りに失望されてさ。今も簡単な事務処理しかしてないのに、たまにミスしたりするし。」
「私だって小さなミスはするよ。仕方のないミスだってあるよ。でも、」
「うん。」
「根本的に美香は事務処理とかが苦手なんじゃない?」
「事務処理が?」
「そう。美香は椅子に座って細かい事務作業をしてるよりも、どっちかというと営業とかの方が向いてるかも。」
「営業って、私が超文化部で、体力がないこと知ってるでしょ。」
「だけど、美香って愛想いいでしょ?空気も読めて機転もきくし。あと笑顔もいい。それって営業で一番大事だよ。私は体力あるけど、笑顔がぎこちないってよく言われるよ。私が愛想ないの美香が一番知ってるでしょ?」

確かに、里穂の愛想の無さは知ってるけど…。初対面の人でも、誰に対してもヘラヘラしてしまうのが私。里穂は本当に面白い時とかしか笑わない。でも、私はそんな里穂が好きだ。

「でも、営業かあ。うーん」
「まあ、営業に限らずさ、他の仕事探してみてもいいんじゃないかなって」
「確かに。うん、ちょっと真剣に考えてみる。」
「うん。まあ、別に今の職場でもいいと思うけどね。」
「…ありがとう、里穂」
少し照れながら気まずそうに笑う里穂に、私も笑顔がこぼれる。
優しいな。本当に。
でも確かに、里穂の言う通りかも。このままじゃダラダラと今の仕事続けても、数年後何も残っていない状態になるかもしれない。仕事を辞めることが、逃げることになるのかもって思っていたけど、今の状況から変わろうとしないことの方が逃げなのかもしれない。

「じゃあ、私はここで。ばいばい。」
「うん。ばいばい。」

駅で里穂と別れて、改札を通る。最寄り駅まで5駅か。家に着くの何時になるだろう。1時までには寝れたらいいけど。

もうこの時間帯になると人は少なく、ホームには私を含めて3人しかいない。この夜の静かなホームが結構好きだ。お酒もちょっと入っているからか、冷たい風が心地いい。
ぼーっとしていると、向かいのホームにある広告が目に入った。
転職をするなら早めに行動!と書かれた宣伝ポスターだ。そう、転職。するにしても、自分が何に向いているのか分からない。里穂は営業って言っていたけど、どうしても私自身はそう思えない。

「2番ホームに電車が到着します。」

とりあえず、今日は早く帰って早く寝よう。
扉が開いて、電車に乗り込む。一番手前の席に座ろうとした時、何かの視線を感じて嫌な予感が身体中を駆け巡った。目の前の席に座っている人、エナメルのピカピカの靴を履いている男性だ。恐る恐る顔を上げると、嫌な予感は的中。そこには黒木さんが座っていた。
目が合ってしまっては仕方ない。私は引きずった笑顔で軽く会釈した。黒木さんもいつもの爽やかスマイルで会釈を返してくる。次の駅に到着し、電車が止まった瞬間、黒木さんは立ち上がって、私の隣の席に腰を下ろした。

「偶然だね。俺たちもさっき飲み会が終わったんだよ。他のみんなは2次会。」
「そうなんですね。」

道理で、1人なわけだ。こうやって、何も考えずさらっと隣に座ってくる黒木さんのコミュ力が怖い。

「本当に偶然でびっくりしました。」
「冴島さんもこの電車なんだね。」
「はい。あの用事が1つ前の駅であったので。黒木さん達も飲み会、会社の近くでしなかったんですね。」

飲み会をしている同期に会わないようにと会社から離れた遠い駅前で飲んでいたのに、まさか黒木さんに会うなんて思っていなかった。いつも会社近くの居酒屋で飲んでいたのに、どうして今回に限って。

「そう。他の奴がいい居酒屋があるとかって言って、今回は別のとこに行ったんだよ。」
「そうだったんですね。」
「あー、冴島さんの今日の用事ってさ、もしかして彼氏とか?」
「え?」
「いや、ごめん。セクハラとかじゃないからね。なんか今日も冴島さんが不参加だって言ったら、みんなが彼氏でもいるんじゃないかって言ってたから。思わず聞いた。言いたくなかったら答えなくていいから。」

自分がいない所で、自分の話をされるのはあまりいい気分ではない。それに、私が飲み会不参加ってだけで、1度でも私の話題になることに驚いた。みんな私の存在なんて全く気にしていないって思っていたのに。

「違いますよ。友達です、大学の。休みが全然合わない子で、今日久しぶりに会えることになったんです。」
「そうだったんだ。なんだ。」
「彼氏なんていないです、今はそれどころじゃないですし。」
「それどころって?」
「仕事もダメダメで、恋愛なんてしてる場合じゃないって意味です。そもそも、出会いもないですし。」
「仕事と恋愛は別でしょ。恋愛したら仕事も上手くいくタイプもいるし。出会いなんて会社にいっぱいあるじゃん。うちの会社結構大きいしさ。」
「私、社内恋愛はちょっと。」
「えーどうして?」

どうしてって。会社では目立ちたくないんですって黒木さんに言って通じるのか。自分が目立っていることにも気づいていなさそうだしな、この人。というか、こうやって2人で話しているところも誰かに見られたらたまったもんじゃないな。

「私のことより、黒木さんはどうなんですか。」
「俺?」
「そうですよ。黒木さんモテそうですし。彼女いるんですか?」
「いや、俺彼女とか分からないんだよな。なんか、男女関係なくみんな好きだし。特別誰かを彼女にしたいって思ったことあんまりないっていうか。」

なるほど。やっぱり博愛主義系か。

「罪な男ですね。黒木さんって」
「え、罪な男?そんなの初めて言われた。おもしろいよね、冴島さんって。」

誰が面白い女だ。

「多分、女子はみんな思ってると思いますよ。」

特に、黒木さんとタッグを組んでいるあの子なんて、絶対黒木さんに気があるしね。あの子も可哀そうに。同情するから、この間私を睨んだことは忘れてあげよう。

「確か、冴島さんも会社の近くだよね、家。」
「そうですけど、私は1つ手前の駅で降ります。その駅からの方が家に近いんです。」
「そうなんだ。じゃあ、別の駅だね。」
「そうですね。」

黒木さんも会社から家近いんだ。2人で会社近くを歩くことは避けたかったから、手前の駅で降りれるのはありがたい。
少し沈黙が来て、黒木さんの顔を横目でチラッと盗み見る。そういえば、黒木さんは営業のエリートだよね。確か、大学時代にサッカーをしていたって言っていたっけ。体力もあるし、愛想もある。傍から見ても、黒木さんは営業向きだなって分かる。

「あの、1つ聞いてもいいですか。」
「ん?何?」
「私って営業とか向いてると思いますか?」
「営業?なんで?」
「いや、今日友達に事務とかよりも営業に向いてるんじゃないかって言われて。自分ではどうしてもそう思えないんですけど。」
言ってから後悔した。私黒木さんになんで相談なんかしてるんだろう。事務処理もまともにできないのに、営業なんてって思われるかもしれないと思うと、恥ずかしくて、今の発言を取り消したくなる。
黒木さんは、「んー」と首を傾げて、真剣に考えている様子だった。

「あの、すみません。急にこんなこと聞いて。」

この話題をなかったことにしたくて、黒木さんの思考を止めようとする。
もう、早く駅についてくれ。

「いや、冴島さんは営業向いてないことはないと思うよ。冴島さんって相手の気持ち読むの上手いし。愛想もいいし。」
「そ、そうですか?」
「でも、営業って競争みたいなところがあるから、周りと比べられるし。そういうのは冴島さんに向かないんじゃないかなって思う。それに営業って言っても、事務処理もするしね。」

真剣な顔で答えてくれる黒木さんに目が丸くなる。そんなに私の性格とかを把握してくれているなんて思っていなかったし、こんなに真剣に答えてくれるとも思っていなかった。いや、黒木さんなら答えてくれるかもって思ったから、私も無意識に質問していたのかもしれない。

「俺さ、言うか悩んでたんだけど、入社前から冴島さんのこと知ってたんだよね。」
「え?」
「冴島さんさ、大学生の時、駅前のお弁当屋さんでバイトしてなかった?」
「は、はい。してました。」

確かに、大学生の時3年間くらいお弁当屋さんで働いていた。カウンターもキッチンも両方経験して、なんだかんだ楽しかったバイトだ。余ったお弁当を貰えるのが最高だった。

「俺、あそこの弁当結構好きで、よく大学の帰りとかに買ってたんだよ。それで冴島さんのこと覚えてた。」
「覚えてたって。」

私は、黒木さんのことなんて全く覚えていない。駅前でお客さんが多いし、必死だったっていうのもあるけど。

「冴島さん。いつも笑顔で目を見ながらお弁当くれるから、かわいい子だなって思ってたんだよね。」
「え。」
「えって何さ。引かないでよ。いや、でも本当に俺常連だったから。入社式の時、冴島さん見つけて驚いたし。でも、初対面の人に弁当屋で働いてたよね。とか急に言われたら怖いかなって思って、言えなかった。」

そうだったんだ。入社当初から何気に私に構ってくれていたのは、そういう面もあったのかな。思わぬ事実に驚き半分。嬉しさ半分。自分の接客をお世辞でもそういう風に感じてくれていた人がいたことは素直に嬉しかった。

「だから、冴島さんは販売とかも向いてるんじゃないかって俺は思った。」
「販売。」
「うん。まあ、今の事務が向いていないなんてこともないと思うけど。特にうちの事務は営業担当とのコミュニケーションとかも重要だし。」
「でも、私はそのコミュニケーション不足で2年目の時、やらかしましたから。」
「冴島さんは、1つのミスを引きずりすぎだって。周りのみんなもそのミスについては、もうなんとも思ってないよ。」

「○○駅~。開く扉にご注意ください。」

社内にアナウンスが流れる。私が降りる駅だ。
1つ手前で降りると言ってしまった以上、降りるしかない。もう少し、話を聞きたいと思ったところで遅いし、もう少し話したいなんて声をかける勇気もなかった。

「あの、ありがとうございました。相談にも乗ってくれて。」
「いや、全然。もしよかったらさ、田村さんともちゃんと話してみたら?お節介すぎかもしれないけど。」
「は、はい。ありがとうございました。」
「じゃあ、また明日。あ、あとそろそろ敬語やめてよ。同期なんだし、せめて会社の外ではタメでよくない?」
「あはは。考えておきます。また明日です。」

「閉まる扉にご注意ください。」

黒木さんが軽く手を振って、扉が閉まる。
最後、急に田村さんの名前がでてきて驚いた。田村さんと話してみるって、そんな簡単な話じゃない。どんな顔をして話せばいいのか分からないし、何より誘う勇気がでない。

「営業、販売か。」

自分では気づかなかった自分の性格を周りの人にいい当てられて、変な気分だ。
自宅までの帰り道。ずっと胸がざわざわしていた。
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