中学一年生の夏休み、藤宮百花(ふじみやももか)は祖母が営んでいる和食屋の手伝いに明け暮れていた。そんなある日、百花は店の裏口で倒れていたしっぽが二つに分かれえいた黒猫を助けた。
百花がご飯を与えたところ、なんと黒猫は自分と同じ年くらいの男の子になっていた！
「おみゃーのご飯、食べると力が湧いてくるにゃ。おれは恩を返すタイプの猫又だから、しばらくは百花を守ってやりゃ～」
そうして始まる共同生活。そんな不思議な日々を過ごしていくうちに、百花は違和感に気付き……