目次
連載中 全2話
2024年03月30日 10:15 更新
登場人物
皇帝ラー:
本名ソレイ・メルセメル=ラプラシアン。バルト帝国の皇帝であり何千年も生きる古代人(ジーン・ダイバー)である。
古代人の統率者でもあり、姿は20代前半と若く歳をとらない。
先の統一戦争で勝利を収め、全世界の覇王になった。彼の剣技と魔力は、最強であり、剣の一振で
大地が裂け、その魔力は、一瞬で一つの国を消滅させるほどだと言われている。民は、彼に敬意をは
らって彼の事をダブル・マスターと呼ぶ事もある。彼と対等に戦えるのは、エイダ姫ぐらいだろう。
本編の裏主人公でもあり、物語の鍵を握っている人物。美しいワインレッドの瞳をもつ。
リーン :
本名リーン・マッシャー。力と憎悪に燃えた古代人(ジーン・ダイバー)の女性。
先の統一戦争でデュアルに不覚にも敗れ、部下であるアカーマを失った。
その事でデュアルやヒルダに復讐心を燃やしている。自尊心が強いが部下思いの一面もある。
ラーに忠実に従っているがラーを嫌っている。
ガスタルディー:
本名ガスタルディー・スフィア。トレジャーハンターの大男で現在人である。
サラの父で、結構口うるさいタイプだ。しばらく、エルとサラと旅を続けていたが事故で動けなくなった時、「俺をおいていけ!」とエルとサラを旅立たせた。
サラ:
本名サライル・スフィア。ガスタルディーとは、親子で現在人の少年。エルを目覚めさせた事に責任を感じてエルの行動を見届けると誓った。エルと出会ってサラは、成長していった。
やがて、サラは自分自身でラーと対決することを決意するようになる。後に銃の名手となる。
エル:
本名不明。その他詳細も不明な少女。エル自身は古代人(ジーン・ダイバー) と言っているようだが少し違うようだ。
宇宙船ELLEとは、深い繋がりがある。皇帝ラーの所へ行く事に執着してる。まだ、少女でありながら大人びた言葉使いをする。
シアン:
本名シアン・シルス。古代人(ジーン・メイカー、デザイナー・チャイルド)の少年。DNAから作られた自分は、特別だと思っている。だが、ラーの足元にも及ばない自分に苛立ちを感じていた。エルと出会って、シアンは何か足りないものを手に入れたようだ。
ヒルダ:
本名ヒルデガード・B・T。初めてラーを裏切った古代人(ジーン・ダイバー)の女性。性格は、楽天的でかなりのわがままな女性。自分の思いどおりにならない事が気に入らないらしい。元は、生体科学者(ジーン・デザイナー)で頭が切れる。
彼女が古代人本来の姿であるドラゴン・ウォーリアに化身した時の戦闘能力は、凄まじい。その行動力は、パワフルで大胆。もの事を力まかせに解決しようとするがそれが駄目だと解ると繊細な行動をとる。熱しやすく冷めやすい性格。自分を目覚めさせたマックスとは、犬猿の仲だ。(笑)姉のルーテイシアに対する反発心が強く、常に姉を見下してるところがある。戦闘時、好んで鞭とバズーカーを使い分ける女王様タイプ。高笑いするのが癖。リーンとは、数千年前から仲が悪く深い因縁がある。
数千年前は、ラーのフィアンセだった。
デュアル:
本名デュアル・メルセメル=ラプラシアン。古代人(ジーン・P・インナーロイド)の青年。不幸にも目覚めた時、古代人としての記憶がなかった。記憶喪失だった彼をマックス・ランダースとその娘であるエリスが助けた。デュアルは、しばらく彼らと旅をしていたが本来の記憶を取り戻した時、マックスをその手にかけた。そして、古代人の力をラーの為に振るい一人で他国に攻め込んでは、暴れまくっていた。
本来の性格は、残忍で狡猾。ウルフ・オブ・レッドアイの異名をもつ。本来の主人格が覚醒した時の主人公。凶悪なまでの戦闘能力は、ウルフ・オブ・レッドアイっと呼ばれるほど過激である。現在人に古代人の恐ろしいまでの能力を見せ付けた張本人。彼の敵に回った人間には、容赦ない残酷な殺し方をする。その有り余る能力を戦闘や殺戮の為だけに使い、けっして人助けの為に使う事は、無かった。恩人であるマックスやエリスさえもその手で殺し、逆らう者は皆殺しにした。人に指図させれるのを嫌い、自分勝手に生きて行く事を望む。この過激なまでの人格は、さらなる不幸を呼び込む事になる。ヒルダやラファエルと何度も対決しているがどれも引き分けに終わっている。リーンの部下アカーマを葬り去り、リーンに手傷を負わせた。統一戦争終了時、最終的には、皇帝ラーを裏切った裏切り者。
レッド:
デュアルが記憶喪失であった時、エリス親子にそう呼ばれていた。レッドの時の彼の性格は、正義感が強い好青年だった。主人公では、あるが性格が分裂ぎみのようだ。
統一戦争最後の日、ディアルがレッドの記憶を取り戻して、ラスト・シティーでエリスと再会をはたすがもう、昔のエリスではなかった。小さな遺跡の中で長い眠りから目覚めた時、不幸にも記憶喪失であった。行き倒れ状態の彼をマックスが助けた。その時、マックスの娘エリスがそう名前を付けた。(レッドの名は、レジェンドから取った。)記憶喪失で行くあても無かった事もあり、マックスの世話になりマックスの下僕として旅を続けていた。あまりにも恩きせがましいマックスの態度に愚痴をもらしてたが逆らう事ができずにほぼ言いなりなっていた。娘のエリスには、何度もマックスの横暴な命令から助けてもらっていた。本来の人格が覚醒するまでの性格は、真面目で実直そのものだった。古代人の力は、不安定で制御できない脆さが彼には、付きまとっていたが力を暴走させる事は、無かった。時空間を操る能力を持つ。過酷な運命をたどる本編の主人公である。彼は、まるで誰かの操り人形のように人格をコントロールされているところがあった。デュアル、レッド、マッハの三つの人格が存在し、レッドの人格は、リーンとの決戦の時以降現れなかった。ラクト曰く、強い人格こそが古代人の力を強く引き出せるそうだ。
マハト:
ラクトに記憶を封印されたデュアルが旅芸人の一座に拾われた時に「ティーン」っと言う名の少女に名づけられた。ティーンを傷つけ結果的に殺してしまった事を最後まで悔やんでいた。1人旅を続けていくうちに、ニブル、ファサ、ナスカっと言う素晴らしい仲間を次々に増やしていった。長い旅の間に自分には、寿命が近づいてる事を知り、苦悩していた。時折、古代人の力を暴走させていたがそれをナスカが静めていた。ナスカが歯止めになって、力の暴走を抑え込んでいたがそれが彼の命を削っている原因になっていた。その性格は、力強く生命力に溢れている意思の強い芯の通ったような人格。統一戦争最終決戦の日、メアニスによってデュアルの記憶が蘇るが寿命が尽きた後だった。
ラクト:
詳細不明の老人。ウイル山に住む賢者の1人とも言われている。ことあるごとに主人公の前に現れては、助言を与えていく。
B・T博士:
ヒルダとルーテイシアの父親。遺伝子工学の権威。また、ラーの養父にあたる人物。独自の理論でジーン・ダイバーを完成させた。メルセ・メル博士の研究発表に興味をもち、彼の死後彼の研究を引き継いだ。
メルセ・メル博士:
ラーの実父。研究中に謎の死を遂げた。遺伝子工学の権威だがその研究内容は、狂気に彩られていた。家族を犠牲にしてまでの研究成果は、素晴らしいもので新方式の生体進化技術を作りあげた。その方式で生体進化を行った生物の能力は、常識を出っしたものだったと言われいるが、あまりにも危険な能力の為、その生体進化技術は、永久凍結された。
ニブル:
本名ニブル・ニート=カハ。傭兵あがりの現在人。これでも英雄カハの一族の末裔。
英雄の血は、薄くなっているが少し魔法に対する耐久性が強い。かなりの皮肉屋であるが情にもろい所がある。いつもナスカの尻を追いかけていた。
統一戦争で妻と娘を亡くし。戦争終了後レジスタスに身を置いた。
ガスタルディーが事故で動けなくなってから、サラ達の良き父親がわりをしていた。
剣技は、そこそこ強い。
ルクス:
本名ルクス・フォン・ランドール。現在人。レジスタンス、カハの軍の頭目。
かなり頭が切れるくせもの。その策略の上手さは、自らの手を下さずに古代人一人を葬ったほどである。誰も信用しない用心深い人。エルを利用して、反皇帝王族軍(レジスタンス)と同盟をむすんだ。
エイダ姫:
本名エイデリア・クリスティーン=サーメット・ネール。現在人。統一戦争の時、帝国に滅ぼさせられたネール王国の姫であった。父であるネール国王と同じように強い魔力を持って生まれた。あまりにも強すぎる魔力にラーも興味を示したほど。少し、冷たい感じがする女性である。レジスタンス反皇帝王族軍の頭目。彼女を怒らせると怖いらしい。誰もが彼女の前では、臆病な鼠になってしまう。ナディアと言う双子の妹が居る。まだ、18歳の少女でもある。現在人であるはずだが皇帝ラーにも迫るほどの強力な魔力を持つ。(ジーン・ネイチャー)その言動は、不敵で全てを見通してるような感じである。彼女の存在が周りの大人達を動かしレジスタンスが出来上がった。全ては、彼女の為にとエイダに忠誠を誓う者が多い。意思が強く、それでいて透き通るようなサイレント・ブルーの瞳は、誰もの心を釘付けにする。別名、「邪眼の魔女」っと呼ばれる事も。
「猫は、人間の可愛いペットであろう?たとえ、それが人の姿をしていてもな」
ナスカ:
本名ナディア・クリスティーナ=サーメット・ネール。現代人。エイダほどでは、ないが生まれつき強い魔力を持っていた。幼い頃から、エイダの影武者として育てられた少女。ラーに幽閉されたいたところをラファエルに助けられ、しばらく旅を続けていた。
旅の途中で異次元の魔に食べられてしまったが月の魔力が作用してその異次元の魔の魂と融合してしまった。そして、生まれたのが褐色の肌を持つナスカとナタスと言う闇の双子だった。人間に戻るための知恵をブラック・ドラゴンに求め、ブラック・ドラゴンの元で闇の力を操る知識を覚え、最強の魔法剣士になった。性格は、明るく世話をやくタイプ。
一度、自分の半身であるナタスと対決してからくも追い払った。
ルーテイシア:
本名ルーテイシア・B・T。古代人(ジーン・ダイバー)の女性。ラーの右腕で、ヒルダの姉。
また、マックスの妻でもあり、エリスの母親。マックスをその手にかけ、エリスをも手にかけたデュアルを恨んでる。心やさしき女性であるがラーの命令を忠実にこなしている。自分を目覚めさせたマックスと結婚し、娘エリスを産んだ。目覚めた時、古代人としての記憶がなかった。記憶が蘇った時、マックスには何も告げずにエリスを村人に預けて皇帝ラーの元へ駆けつけた。妹のヒルダとは、正反対の性格。何事も冷静に判断する才女だが、ラーにさえ自分の意見を押し通す芯の強い所がある。その内に秘めた激しい炎のような心を知る者は、誰も居ない。T・ハンドを毛嫌いしている。戦闘時、好んでレイ・ソードを使う。
マックス:
本名マクシミリアン・ランダース。現在人。豪快な性格だが意外と頭が切れる。鬼畜のような行動が誤解を生みやすいがけっこう人情的。ルーテイシアとヒルダを長い眠りから解き放ったのは、彼である。また道端で倒れていたデュアルを助けた事が彼の運命を変えた。最後は、デュアルに首をはねられると言う壮絶な死をとげた。元は、大盗賊団の頭だった言う裏設定がある。凡人では、考え付かない突拍子も無い事を閃き、それを直ぐに実行に移す。その行動は、誰にも予測できない為、娘エリスの悩みの種になっている。敵に回すとやっかいな人種。(笑)体格の良いマッチョであるがバスター・ソードを操る剣技は、一流。イカツイおっさんであるが柔軟な思考と臨機応変な対応は、ある意味無敵である。(笑)
エリス:
本名エリス・ランダース。現在人。マックスの娘。独学で魔法を習得するほどの努力家。デュアルを弟のように世話をやいていたが彼の裏切りによって敵対する事になった。最後は、ラファエルがデュアルにトドメを刺そうとした時、デュアルを庇った為、デュアルに後ろから切り殺されると言う不幸な少女
ラファエル:
皇帝ラーに滅ぼされたハイ・エルフ族の唯一の生き残り。城に幽閉されていた所をルーテイシアに助けられたがT・ハンドに呪いをかけられて人間族にされた。剣聖レイテ・ルドルの元で修行を行いソード・マスターの頂点であるソード・オブ・ソードの称号を受け継いだ。皇帝ラーとデュアルに激しい憎悪を抱いている。一人で彼らを倒す旅を続ける孤独な剣士。側にいながら異次元の魔に飲み込まれたクリスと裏切られても最後まで庇い続けていたデュアルに切り殺されたエリスを守れなかった事を心の底から悔やんでいる。普段は、冷静に物事を判断し、戦闘の時でも知恵で相手を翻弄し弱点を突く。だが皇帝ラーとデュアルの前では、感情的になり周りが見えなくなってしまう事も。ヒルダと旅を始めてからもヒルダの尻拭いばかりで苦労が絶えなかった。根っからの苦労人である。エイダと出会い真実を知った後、ヒルダと別れ1人旅に出た。ソード・マスターの上位、ソード・オブ・ソードの称号を持つが、その剣技は、デュアルと同等である。魔力の使えないラファエルの方がかなり不利。
T・ハンド:
皇帝ラーに従う現在人。あらゆる魔術と魔法をあやつり、世界を手に入れようと暗躍する野心家。彼の悪意がラーを狂わせ始めた。生きているのか死んでいるのか、わからない風貌に自らの身体を改造した醜い体が特徴。
ティーン:
記憶を無くしていたデュアルを助け、マハトっと言う名をデュアルに与えた旅芸人の少女。マインドコントロールにより自分の意志に反して、マッハと戦い敗れその時の傷が元で死んだ。自分を責めつづけるマッハに生きる希望を与えた。
ディレイ:
今は、無き亡国の王子だったが父である国王を裏切り自国を皇帝ラーに売り渡した。かなり打算的な行動をとる冷静沈着な男。
仮面の将:
正体不明。いつも鉄仮面を着けてるところから仮面の将と呼ばれるようになった。西のレジスタンスの頭目でかなりの実力者。剣技は、一流で魔剣ブリザードを操る恐ろしい人。その一撃は、全てを凍てつかせると言われてる。
ロイ:
本名ロディー・カレット。現在人。皇帝ラーの部下の一人。将軍職に身を置く男。貴族の出で剣技には、非凡な才能がある。ソード・マスターの称号の保持者でもある。今は、皇帝ラーに命により世界を放浪中。クリスを助け出す時に右腕を無くした。
「誰かに大切なものを奪われたら、それを取り返したいと思うだろ? それと同じなんだ」
ファサ:
本名ファサ・バム。ドワーフ一族の生き残り。ニブルとマッハがゴブリンの群と戦い負傷していたのを助けた。その後、ドワーフの村がゴブリンの大群に襲われて壊滅したのを期にニブル達としばらく旅をする。常識的な人だが、時おり大ボケをかましていた。
ナタス:
コードネーム「サタン」と言う名で開発され、生体兵器として生み出された。異次元を移動する最悪の魔物。姿、形は、無く。あるのは、破壊衝動だけと言われている。月の魔力で猫に化身したままのクリスを食べた事でクリスと魂を融合してしまった。その影響で、ナタスに知能が生まれた。元の体がナタスとナディアに別れてしまった為その力は、半減している。
クリス:
ナディアがバルド城に幽閉されていた時にそう名のっていた。ラファエルがバルド城から彼女を助け出した時、化け鼠ギムの月の魔力で猫に化身したまま戻れなくなった。
たま:エイデリアとラファエルのペット。
メッツ:
人狼。満月の夜に町の子供達を誘拐して、ナタスへ捧げていた。人狼退治にやってきたマハト達と戦い敗れた。ナディアがナタスを追い払った事で彼女の下僕になると誓った。
メアニス:
今は無き亡国の姫様だったがデュアルの軍隊に攻め込まれ国が崩壊した。その時、目の前で実の兄をデュアルに残酷な殺し方で殺された。その後、ラーの元で強化手術を受けてデュアルの下僕として働いていた。一途で、激しい感情の持ち主。デュアルが記憶を封印されて、メアニスの元を去ってから彼女は、魂が抜けたようになっていた。デュアルの腹部にナイフを突き刺してでも封印されたデュアルの記憶を復活させる事にこだわっていた。
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小説情報
最果てのドラグーン
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 2話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- ファンタジー
- タグ
- 猫, エルフ, 魔人, 女騎士, 竜, ドラゴン, 魔物, 魔力
- 総文字数
- 8,078文字
- 公開日
- 2024年03月23日 11:29
- 最終更新日
- 2024年03月30日 10:15
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