16歳の話(3)「奥深い森の中の眩い城」
16歳になったばかりの高校一年生の秋だった。
「面白い所が有るわよ、行ってみない?」
空き家は直ぐに判った。中へ入ると、いつの間にか香織がきっちりと聡亮の手を握っていた。不意に、香織は聡亮の顔をじっと見上げて、その唇にチュッと触れた。それはまろやかな少女の唇だった。
それから二人は、その空き家の物置小屋で頻繁に逢うようになり、急速に親しくなった。
物置小屋は、二人にとって、奥深い森の中の眩い城みたいな存在だった
目次
完結 全1話
2024年03月31日 10:27 更新
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小説情報
16歳の話(3)「奥深い森の中の眩い城」
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 1話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 学園・青春
- タグ
- 課題文学賞その十, 思春期, 高校生, 秘密のデート, 初キス, 異性, 男の子、女の子
- 総文字数
- 1,952文字
- 公開日
- 2024年03月20日 21:24
- 最終更新日
- 2024年03月31日 10:27
- ファンレター数
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