セリフ詳細

「――今、思い合せれば、先年、十常侍(じょうじ)らの乱をかもした折、幼帝には北鄭山(ほくぼうざん)へお遁れ遊ばしましたが、その頃、にわかに玉璽が紛失したという噂が一時立ちました。――今、その玉璽が計らずも、井泉(せいせん)の底より拾い上げられて、太守のお掌に授かるというのは、ただ事ではありません」


作品タイトル:三国志

エピソード名:第32話、孫堅、玉璽を得る

作者名:畑山  hatakeyama

125|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。