セリフ詳細

「二十八年始皇帝が洞庭湖(どうていこ)をお渡りの折、暴風のために、一時この玉璽も、湖底に沈んだことなどもありましたが、ふしぎにもこの玉璽を持つ者は、一身つつがなく栄え、玉璽もいつか世に現れて、累世(るいせい)朝廷の奥に伝国の宝として、漢の高祖より今日まで、伝え伝えて参った物ですが……どうしてこれが今日の兵火に無事を得たのでしょうか。思えば、実に奇瑞(きずい)の多い玉璽ではあります」


作品タイトル:三国志

エピソード名:第32話、孫堅、玉璽を得る

作者名:畑山  hatakeyama

125|歴史|完結|156話|1,238,935文字

三国志

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青空文庫より、吉川英治、三国志をチャットノベル化
幾分、内容文章を変えています。