20XX年・国境線の開放・38度線
教会に通うクミコと韓国人のミンジョンは、百済王陸奥守の城である多賀城跡に出向いた。朝鮮出身の百済王はこの城を拠点に日本人を徴兵して軍事の防備にあたらせ、金の採掘のために徴用工を送りこんだ。多賀城の城跡は「北緯38度線」の上にある。クミコは日本の立場で、ミンジョンは韓国の立場で徴用工の問題について議論を戦わせた。
議論がヒートアップし、ミンジョンはクミコに日韓の未来について訊いた。クミコは北の国は国境線を開放し100万人から200万人の移民が発生すると予測した。20XX年、突然北の国が国境線を開放した。クミコの予想通りだった。北の国からの移民は、『人間が中心の平和と繁栄の共同体』という横断幕を掲げていた。
目次
連載中 全15話
2019年01月09日 10:45 更新
- 1・古代朝鮮百済王2019年01月09日
- 2・2018年、晩秋2019年01月09日
- 3・徴用工判決のニュース2019年01月09日
- 4・民主主義2019年01月09日
- 5・漢江の奇跡2019年01月09日
- 6・日韓の考え方の違い2019年01月09日
- 7・日韓協定2019年01月09日
- 8・井戸端会議2019年01月09日
- 9・旧約聖書の時代2019年01月09日
- 10・隣人愛2019年01月09日
- 11・日本の百済王2019年01月09日
- 12・英霊の言葉の歴史2019年01月09日
- 13・多賀城国府跡の散歩2019年01月09日
- 14・20XX年、38度線・国境線の開放2019年01月09日
- 15・人と人の心の調和2019年01月09日
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小説情報
20XX年・国境線の開放・38度線
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 15話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- SF
- タグ
- 聖書ラノベ新人賞2, SF
- 総文字数
- 43,403文字
- 公開日
- 2019年01月09日 10:32
- 最終更新日
- 2019年01月09日 10:45
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