20XX年・国境線の開放・38度線

作者 naoto-k

 教会に通うクミコと韓国人のミンジョンは、百済王陸奥守の城である多賀城跡に出向いた。朝鮮出身の百済王はこの城を拠点に日本人を徴兵して軍事の防備にあたらせ、金の採掘のために徴用工を送りこんだ。多賀城の城跡は「北緯38度線」の上にある。クミコは日本の立場で、ミンジョンは韓国の立場で徴用工の問題について議論を戦わせた。
議論がヒートアップし、ミンジョンはクミコに日韓の未来について訊いた。クミコは北の国は国境線を開放し100万人から200万人の移民が発生すると予測した。20XX年、突然北の国が国境線を開放した。クミコの予想通りだった。北の国からの移民は、『人間が中心の平和と繁栄の共同体』という横断幕を掲げていた。



登場人物

クミコ・教会員

ミンジョン・韓国から姉妹都市仙台来日している地方公務員の女性

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小説情報

20XX年・国境線の開放・38度線

naoto-k

執筆状況
連載中
エピソード
15話
種類
一般小説
ジャンル
SF
タグ
聖書ラノベ新人賞2, SF
総文字数
43,403文字
公開日
2019年01月09日 10:32
最終更新日
2019年01月09日 10:45
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