とどけ、熱量。まっしろで、すすめ。
『 初めて、誰かのために本気になりたいと思えたんだ 』
無口で無愛想で少し生意気。
毒ばっか吐いてきてつれない奴だけど
たまに可愛いところもあって。
そんで、自分の気持ちを真正面からぶつけてくれる。
こんな俺を精一杯応援してくれる。
『 でも、本当はあいつが1番傷ついてる── 』
不器用なお前だから、守りたいって思ったんだよ
・
・
・
周りの目が大嫌いだった。
父親譲りのクリクリの目、母親譲りの明るい茶髪
おまけにそのどちらもから見放された可哀想な私
大嫌い、みんな。
『 俺がその景色、変えてやるよ。
見たこともない場所へ連れてってやる 』
響く歓声、眩しい汗
溢れんばかりの儚い時間が刻一刻と目の前を過ぎてゆく。
背番号 1番
これまでの全てを背負った君がぜんぶを懸けて投げる
苦しんだあの日の私たちへ、涙を零したあの日の私たちへ、伝えたい
まっしろで、すすめ。
Image Song ↓
青を掬う/あたらよ
目次
連載中 全2話
2023年11月25日 17:30 更新
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小説情報
とどけ、熱量。まっしろで、すすめ。
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 2話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 学園・青春
- タグ
- 高校生, 夏, 甲子園, 恋愛
- 総文字数
- 910文字
- 公開日
- 2023年11月25日 14:47
- 最終更新日
- 2023年11月25日 17:30
- ファンレター数
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