（起）
ラップでモンスターを使役してバトルするスポーツ・ＤＡＪＡＲＥ＿ｍｏｎｓｔｅｒの闘いを描いた物語。
例えば、溜息狼というモンスターを使った場合、
”『吐く息』　言葉を『足す意味』　『殺意に』変えて　『まず斬り』”
というように韻を踏むことにより、モンスターに攻撃を促す。
それに対して、カウンターが得意なウォータードラゴンで迎え撃つ場合、
「『まず斬り？』　テメェごときの爪は『丸いし』　『待つ意味』
　無論『カウンター勝負』　テメェの攻撃は『霞んだぁ！　豪雨』」
というようにフリースタイル・ラップのように相手の言葉を受けて、言葉を考える。
さらにそれに対して溜息狼側が、
「『豪雨』は息で『覆う』　この息は『丈夫』　とりあえず『ロック』
　この雰囲気は『隠せず』　息は『灼熱』　攻撃力は『格別』　既存の『枠出る』
　喰らえ！　灼熱『吐息』　オマエのモンスターは炎の『檻に』」
と攻撃すれば、ウォータードラゴン側が、
「すぐに『消化しようか』　俺のＤＡＪＡＲＥは『ジョーカー使用だ』
　俺のドラゴンが『気体になる？』　そんな『期待知らぬ』
　全てを『マジ怒涛破壊』　息ごとき吹き飛ぶ『巻き起こす嵐』」
それを返すように溜息狼側が、
「『嵐』じゃ『淡い』　まだまだ勝負の『境』　この遅さ、まるで『茶会』
　『堂々』　『行動』　勝利への『衝動』　息『揚々』」
そんなＤＡＪＡＲＥ＿ｍｏｎｓｔｅｒの朝練をしている主人公・夏音とライバルの白山。