ダイム・ノヴェル

[現代ドラマ・社会派]

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 リー・マービンとジェームズ・コバーンの区別の付く奴は、男だ。
漢、と表してもいい。
二人は、共に長身で、長い顔を有しており、スクリーンの中でタフガイを演じ続けた。
 片や、マービンの方は、ロバート・アルドリッジや晩年のジョン・フォードの映画に多く出演していて、四つばかり歳若のコバーンの方は、サム・ペキンパー作品の常連だった。尤も演ずるのは両者共、西部のガンマンか兵隊ばかりだから、区別の付かない奴なら、話の途中で入れ替わっていても、違和感は無かったろう。
 だが、分かる者には分かる。
分からない者には一生、分からないし、また、分かる必要も無い。 
映画好きを自称している奴等の中でも、混同している者は多い。だから映画を観た回数で為せるものではない。見分けているのは、もっと感覚的なものだ。醸し出す匂い、ってのを嗅ぎ分けているのだ。男の匂いってやつを。
 そんな男の話だ。
無理強いはしない。興味の無い奴は、ネイルサロンにでも行けばいい。

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小説情報

ダイム・ノヴェル

加来次郎吉  kakujirokichi

執筆状況
完結
エピソード
7話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
ハードボイルド
総文字数
22,659文字
公開日
2020年11月10日 11:25
最終更新日
2020年11月23日 08:03
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