ただ喧嘩が強いだけのヤンキーニートが、社会に踏み出す話
小学生の頃に父親が外国に単身赴任して以来、ほぼ母親に育てられてきたと言っても過言では無い、岐浦猛。二十六歳。
学生の頃は、気の強い母親と何度もぶつかりながらどんどん捻くれていき、不良の道を歩んだ。
高校の頃には少人数グループを作り、他校の生徒と殴り合いの喧嘩をすることも少なくなかった。
母親は働きながら、何度も学校に呼ばれては、必ず一発の鉄拳制裁を猛に食らわせた。
猛は反省するどころか、やがて不良グループのメンバーたちと学校をサボることが増えて、三年生になることもなく中退した。
──それから十年弱の時を経て。
猛は、ただ喧嘩が強いだけのヤンキーニートになっていた。
母親は毎日のように仕事をしろと猛を追い立てる。
これでも職業安定所に足は運んでいる。
しかし、今一つ意欲が湧かない。
そして、就職に繋がっていない……。
今日も、一週間ぶりに、めんどくさいと思いつつ職安へと向かった。
そこで、懐かしい知り合いに出くわす。
それは猛にとって喜ばしい再会となった。
立場が全く違う相手や、他の立場にある人たちと話すうちに、猛の『就職』に対する気持ちは、果たして……────
目次
連載中 全1話
2024年02月04日 22:41 更新
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小説情報
ただ喧嘩が強いだけのヤンキーニートが、社会に踏み出す話
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 1話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 現代ドラマ・社会派
- タグ
- ヤンキー, 就職, ニート, 社会
- 総文字数
- 2,121文字
- 公開日
- 2024年02月03日 18:01
- 最終更新日
- 2024年02月04日 22:41
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