どこにもない場所

「――この中に、僕らのユートピアがあるんだ」
なんの衒いもなく、君はそう言って笑った。月のない夜、不意に頭上に現れた太陽のように。
「あの子は鈍感だから」、大人たちの声は届かない。古めかしい廃番のAIカメラを手に、君は今日も光を見る。

幾つかの読み方ができるのかなあと……お好きにたのしんでいただけたら嬉しいです。

(【三題噺その七】のために書き下ろした作品です:NOVEL DAYSでの投稿が初出)

目次

完結 全1話

2024年01月20日 10:46 更新

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小説情報

どこにもない場所

出 万璃玲  die_Marille

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
SF
タグ
ユートピア, 終末, SF, ショートショート, AI, VR, 現実, 虚構, 短編, 【三題噺その七】
総文字数
1,613文字
公開日
2023年05月06日 13:52
最終更新日
2024年01月20日 10:46
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