令月の宴

作者 白浜台与

[歴史]

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時は天平二年、春。
大宰帥、大伴旅人を囲んだ酒宴が行われた。
招待客は皆、上座の老人を尊敬の眼差しで見つめていた。

奈良時代な朝廷の重臣であり、優れた歌人であった大伴旅人の宴。

この場にいた万葉歌人、山上憶良、大伴旅人、小野老の胸に去来するものは─

登場人物

大伴旅人

大宰府の長官で梅花の宴の主催者。優れた政治家で万葉歌人でもある。代表作「酒を愛する歌」

山上憶良

筑前守。名族の生まれではないが高い学力で遣唐使、聖武帝の家庭教師を務めた経歴を持つ奈良時代では珍しく実力で出世した人。代表作「貧窮問答歌」

小野老(おののおゆ)

旅人の副官。作中では30半ば~40前半設定。後に筑紫歌壇と呼ばれる万葉歌人のサロンの一員。代表作は…「あまりにも有名すぎるあの歌」

藤原麻呂

従三位参議で藤原四兄弟の末っ子。

長屋王の漢詩サロンでの人気者。

智謀に長けた策略家で姉の安宿媛(光明皇后)をとんでもない手を使って皇后に押し上げる。

登場人物

トップバッターは山上憶良。

代表作の貧窮問答歌はこの頃詠まれたものなのです。

二話の主役は藤原麻呂。

「僕、政治に興味無いんで遊び(歌や楽器)で食べていきまーす」とのたまわった四兄弟の末っ子。

最終回の主役は小野老、実は万葉集を代表するあの歌の作者。先祖は遣隋使小野妹子、子孫は小野篁。


小野さんち、凄えな!

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小説情報

令月の宴

白浜台与  iyotan1923

執筆状況
完結
エピソード
3話
種類
一般小説
ジャンル
歴史
タグ
令和, 梅花の宴, 奈良時代, 藤原家, 万葉集, 大伴旅人, 山上憶良, 小野老
総文字数
8,129文字
公開日
2023年09月24日 21:31
最終更新日
2023年09月25日 08:19
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