「待ちコン」を書いていた頃、公募ガイドのバックナンバーで、誰だったか忘れましたが童話作家の方が、インタビューで「自分が面白い話を書く」と話しているのを読みました。
当たり前の事なのですが、ショックを受けました。
その時書いていた「待ちコン」は本当に難産、「待ち合わせ」というテーマで考えても考えても、何も思いつかないので、本当に無理やりひねり出したものだったからです。

そこで、今度から短編を書くときの心得として「自分が楽しいと思えるか」を重視することに決めました。
ちなみに今まで一番重視していたのは、「いかに他人が考えないことを思いつくか」でした。
「マスク」というテーマで書いた「裂田家のコロナ禍」は、「自分が楽しいと思えるか」を重視した第一作目です。

そんな訳で、今回は結構な自信作だったのですが、結果は不採用。
理由は明確で、似たようなアイデアで書いた人が二人も佳作などで選ばれていたから。
私は「凄い！　こんなアイデア他の人は絶対に思いつかないだろう！」くらいに思っていたので、そこは本当にガッカリしました……。
が、理由はそれだけではなくて、これは応募した後に気付いたのですが、いつの間にかワードの書式が変わっていたこと。
応募は「二十字×二十行」という既定なのですが、何故か「十六字×二十行」になっていたのです……。
仮にこれがちゃんと文字数どおりに応募できていたとしても、同じアイデアの人がいる時点で入選は無かったかもしれませんが、それでも悔しいので、こんなことは今後無いように、せめて応募前に文字数はきちんと自分で数えようと思いました。

2021年 04月03日 (土) 18:16｜コメント（0）