活動報告
当サイトにて公開しております「星の王妃様」が共幻社様の小説コンテストにて銀賞を頂きました。
大変光栄です。またとても嬉しいです。
受賞の報せを頂きました際、作品コンセプトを的確に見抜いたご意見で評を貰えたことにも感動しました。
この作品は元もと他サイト「無料で読める大人のケータイ小説」様にて公開している短編集『タンバリンでできたオーロラ』に収録していた同名のショートショートをトーク作品化したものです。
丁度、プロデビュー目指して試行錯誤に四苦八苦していた頃書きました。
私は男性向けのエロラノベでデビューしようと画策していたのですが、投稿小説サイトのことを良く知らず、たまたま選んだ「無料で読める大人のケータイ小説」様が女性ユーザー中心だということに気づいたときには頭を抱えたものです。
後に「ノクターンノベルズ」様でも活動をしてみることになるのですが……このときに女性読者や女性向け作品の書き手の方たちに向き合えたのはとても良い経験になりました(そして、それは今も続いています)。
「星の王妃様」は、そんな私の迷走体験が如実に現れている一篇です。
男性に向けて書く、女性に向けて書く……官能小説はそのことが大きく問われるジャンルです。
女性ユーザーだらけのサイトで男性向け作品(しかも「あへぇ!」とか「んっほおお」とか「いっぐぅぅぅん!」とかゆーやつ^^;)を書く……それがどれほど孤独で寂しく、冷たい視線を受け止め(*´Д`)ハァハァしちゃう行為なのか。
……寂しいことは悪いことばかりでもありません。えへへ(///)
「星の王妃様」は「あれこれ悩まずに、まずは自分がめいっぱい楽しもう!」という、開き直りにも近い境地で書き上げた作品です。
当時、それでもこの作品や他の私の作品を読んで「面白かったよ!」と言って下さった読者さんたち。その励ましのおかげで、デビューができたと思っていますし、今またこうしてコンテスト受賞の栄誉に預かることができました。
作品を読んで下さった方、そして応援して下さった全ての皆さまに、この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
ありがとうございました。
2017年 11月06日 (月) 21:57|コメント(0)
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