第3回課題文学賞応募作『うんこはなぢ同盟』をアップしました。

　課題に沿ったお話を、決まった文字数で書くコンテストです。
　今回の課題は、「背筋がゾクっとする話」をテーマとすること。
　第3回三題噺と同じく2000字以内。

　いかにも「夏だしいっぱいホラー読ませてネ」って意図のお題なのに、私ときたら『うんこはなぢ同盟』です（最悪）。
　うんことはなぢの三連符。
　妙に語感がよくて気に入っています。

　このコンテストには、当初参加する気がありませんでした。
　怖い話に興味がなかったからです。

　しかし、いつか長いお話を書いてみたいという野望のため、短編小説にたくさん挑戦して経験を積みたいと思うようになりました。

　とはいえ、何もないところからアイディアを出すのは苦手なほうです。
　そこで、お題を設けてくださっている課題文学賞に参加すればいいじゃんとひらめきました。

　ホラーとしてのお話のアイディアもいちおう考えてみたのですが、どうもありきたりな気がするし、何より書きたいという意欲が起こりませんでした。

　そこで私は、青春小説という自分の好きな視点から「ゾクっ」を描いてみることにしました。
　カテゴリー違いのお題を書きたいものの方へ引き寄せる感覚は、新鮮で面白いものでした。

　こっちではヒューマンドラマ、あっちではミステリーなどと、ジャンルに合わせて作風を切り替えられる作家さんのものすごさを思い知ります。

2022年 08月18日 (木) 08:56｜コメント（0）