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活動報告

「ごめんね、泣いちゃった」について

短編なのに今回もあとがきみたいなのあるんかい、みたいな感じで申し訳ないです。。。
早速ですが、ここからはあとがき、というかちょっとしたおまけ話です。

本当はもっと長く書くような文題かもしれないんですけど……短編で納めさせていただきました。吹奏楽という世界は長編で
の方が映えるのは分かってるのですが……!!
理由としては、長く書いたらめちゃくちゃぐだぐだになりそう。というのと、登場人物の二人の印象がめちゃくちゃ悪くなりそう、だからです。
彼女たちはどこにでもいるような女子高校生、という設定なので、リアルを優先すると嫌な奴の側面が沢山出てきそうで嫌なのでやめました笑

そんな主役の二人は正反対なライバルではなく共依存タイプ。
茉白から彩羽は少し重い感情を持ち。彩羽から茉白は強く依存をしてます。

本編では二人の名前しかハッキリと出しませんでした。それは、あくまでこの物語は彼女二人だけの世界で、二人の世界に別の人物が入るのは邪道かな?と思ったので。
名前もちょっとした意味のような物があって、茉白(ましろ)はあくまで白く何も染まってない、弱いような立場をイメージしてます。それに反し彩羽(いろは)はカラフルなイメージで、もう自分の武器なども得ている、強い人、というイメージ。
そんな彩羽と関わって、茉白は少しでも色を得られたように読んでもらえたのならうれしいです。

学生はやっぱり学年での差が大きく出る場所だと思うので、「自分たちが頑張らないと」とか「私達ならやれる」とか、そうでも考えて無理して大人をしていたという二人でした。子供だから上手くいかなくても当然なのを、認められないもどかしさとか表現したかったので。とくに茉白はそのタイプだったかなと。まず最初から彩羽に劣等感のような物を感じていたので。
自分より強いと思っていた存在が挫けたからこそ、彼女は漸く同じ年代の存在なのだと気づけたのかなと。

あと茉白の二人称「お前」は最初は「あんた」とかにしようと思ったんですけど、お前の方が距離近くない?って感じたのと、この年代ってお前呼びの方が身近な感じがして。リアルだとお前呼びの方が多いイメージ……。あと茉白のキャラ的に「お前」みたいな少し口悪い言い方の方がしっくりくるような気がしました。

高校生という少し難しい年代の頃に全てを打ち込むのは大きな勇気がいるんじゃないかな。それも誰かのために、というのはさらに重い何かを抱えつつ青春を走り抜けた、青春を捧げた女子高生をかけたなら嬉しいです。捧げた結果はどうなのかも敢えてぼかしましたが笑
親友であり、恋人のようでもあり、戦友のような二人がこれからどうなるのかは想像におまかせ……ということで。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

こっそりとしたイメソンが存在します……
・月光(キタニタツヤさん、はるまきごはんさん)
・ふたりぼっち同盟(傘村トータさん)
・Awake_Now(牛肉さん、雄之助さん)
でした。

2023年 07月18日 (火) 22:49|コメント(0)

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