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作者ブックマーク

活動報告

短編作品についてのあれこれ

短編紹介文に書けなかったこと、あえて書かなかったことに関してのあれこれ。
活動報告まで見る方はいないと思うので、自己満足的な補足になります。

『お味噌汁』
オチを悟られないためにあえて、このタイトルです。あとで直球タイトル、直球な内容で同じ題材投稿された方がいて、もうちょっと自己主張しておいてもよかったかな、と思ってしまいました(笑)

『ヒーローになりたかった僕ら』
死に関連しない、いなくなるを考えた結果、その②。タイムカプセルという題材自体は既存だったんですけど、今までの自分から生まれ変わることに重点をおいてみた作品になります。
生まれ変わるという捉え方がOKなら、もう何作かコメディーテイストの作品が書けそうだったんですが、自重しました。

『うまれる、感情』
医療倫理的な視点からの問題提起、その①。
個人的には心温まる題材が好きなのですが、色々な感情に挑戦してみたかった結果うまれました。
読み手自身でこの題材について、考えていただきたい部分もあったので、主人公をとりまく登場人物たちの記述はあえて少なめに抑えてあります。
主人公から子供に宛てられた手紙なので、本来のテーマからそれている気もしますが、最後の段落の一人称の私は果たして誰の人称なのか……。それによって少し読み方も変えていただけるのかな。

『偲ぶ花』
日常ミステリー風。こういう日常のちょっとした出来事を、不思議なテイストで描くのが大好きです。
ただ、やっつけで書いた作品なので、なかなかしっくりくる形に収まらなかったのが残念。人称や視点のぶれがひどいので、現在非公開設定中。改めて公開にするかはギリギリで決定します。

『サンタクロースへの手紙』
直球勝負をしてみよう、と思った結果。
タイトルそのまま。だけど、こだわりはあって、主人公本人はサンタクロースにあてたつもりでも、結果的にはサンタクロースの正体は……。
そういう捉え方、読み方をしていただけるかどうかだと思ってます。その辺りの意図を示すために、あとから紹介文追加しました。紹介文の追加は、余計だったかな?
ちなみに、作中の服の記述は痩せていく様を表現してみたかったんですけど、そのあたりもどのように伝わったか、気になったいるところです。

『じいちゃんの遺書』
偲ぶ花と比較的似た題材かもしれません。日常を少し違った視点で描くのが好きです。おそらく、今回の短編のなかでは一番私らしい作品かも。
物騒なタイトルに反して、基本ほのぼのです(笑)

『ただ安らかに』
医療倫理的な視点からの問題提起、その②。
自身の死期を予め認識できるのはどんな状況だろう、と考えた結果、自殺だろうな、と。
ただ救いのない描き方はしたくなかったし、普通の自殺を題材にしても意外性がないので、この題材を選択致しました。
こちらの題材も馴染みのある方は少ないかもしれません。それでも今後医療がより発達していき、高齢者人口が増えていくなかで、考えるべきこともあるのではないかな。こちらも『うまれる、感情』と同様、読み手に考えもらう要素を残したかったので、オチをつけるというよりは題材自体を知ってもらう目的が強い作品です。

2019年 03月27日 (水) 21:27|コメント(0)

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