などという感想が、オイラにはありました。何がって、酒の旨味ですよ。ビールも薄いし、ワインも薄い。しかし、酒を好んで飲まない勢には「飲みやすい」と好評だったりしたので、そういう方向の需要を満たすポジションなのだろうなと思っておりました。
　というわけで、今夜20時に酒話更新。記念すべき国内産以外の酒登場ですが、これは本当に美味しかったです。今回は、フィオール・ディ・ソルの、フォー・スター ナパヴァレー シャルドネ2017です。アルコール度数は13。
　これ、めっさ香りがいいんです。その華やかさはイタリアワインを彷彿とさせます。酸味が強めで爽やかな感じ。開いてきたらスパイシーさが増しました。
　大体ワインというやつはポンプ栓（瓶内の空気抜いて劣化を防ぐ代物。一つ持ってると日本酒の生酒やら発泡酒やらといろいろ使えて便利です）を使ったとしても、劣化するやつはなかなか足が速い感じでしてね？　けれどこいつは、翌日、翌々日もあまり劣化せず。あんまり酒に強くなくて、すぐに飲みきれない人にも向いてるかも。
　香りがほんのり甘いのよね。グラスに残る香りがまじでやばいです。すんごい佳い香り。甘さと華やかさと僅かなスパイシーさが奇跡のよう。こんな白初めて飲みました。
　もちろん赤もありますが、こっちもね、もうね。すんごい華やかでほのかに甘やかな香り。グラスに残る香りがとにかく甘くて、苺みたいだなぁ、とオイラは思いました。渋味より酸味が強め。白よりは渋味はある感じ。さすがに３日目は渋みが強く出てきましたが、やっぱり劣化しづらかったです。
　オイラ、ワインはドイツ派。でもイタリアの華やかさも好きだし、カナダも唸らせてくれるし、南アフリカのあの甘くて美味しいの何よ！　て感じなので、似た嗜好の方にはお勧めいたします。そしてフランスは、よっぽどお高いのでないと美味しいのないと思う。オイラが好きな国々、低価格帯でもめっさ美味しいのいくらでもあるのに。
　自称ワイン通が珍重する土臭さとかカビ臭さとかまじで理解できないです。そっちが好きな人なら、国内では塩尻や京都の試すといいかもねぇ。井筒もか？　オイラと嗜好似てそうなら、甲州……特に勝沼とか、好きだと思うよ。生ワインの赤お勧めです。

2020年 08月12日 (水) 09:48｜コメント（0）