【をのことり】の連載を開始いたします。
平安時代を舞台にした時代小説の短編連作です。

時代小説と言っても、武士や偉人は出てこないし、歴史的な出来事にも
全くからみませんので、特に知識はいりません。
もう和風ファンタジーぐらいの感覚でもよいかもしれません。。
残念ながら陰陽師も平安貴族も出てきませんし、妖怪やあやかしもいませんが。


やや漢字が多いので、１話の分量を短め、読み仮名多めにしました。


先日大河ドラマにもちょっと出てきていましたが、平安時代の散楽という
大道芸人の話です。

【散楽】
元々は中国から伝わった芸能で、奈良時代には宮中で演じられていたものの
雅楽優勢になり、そのうち民間に流れていきました。
散楽 → 猿楽 → 狂言・能　みたいな感じで進化していきます。


ちょっと設定がマニアックなので、テンプレや、ありがちな設定に
飽きた方に、箸休めにおすすめします。
話の流れは王道で、ホームドラマ的なゆるい話なので
ゆるっと読んでいただければ幸いです。


今回も旅暮らしの人々の話です。
作者が漂泊の民にあこがれているところがあるので
私の話には旅人がよく出てきます。
ある日、ふと気づいたのですが、物語の導入が全て屋外で始まってました。
いつか室内始まりの話を書きたいと思います…！

2024年 01月28日 (日) 02:12｜コメント（0）