神経魔術師
あるところに、『魔術師』がいた。
名を尋ねても決して明かさず、ただ魔術師としての役割を果たした。
そして契約を終えて一夜を超えれば、その魔術師を覚えている者はいなかった。
再び旅路に戻る者は、仄かな記憶の空白に首を傾げ、行きずりの相手に体験を語る。
不可思議な体験は、影を落とし始めた世情と重なり、いつしか不穏な噂となって流れ始めた。
「神経魔術師には気をつけろ。」
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※流血・暴力表現があります。
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