邪神

作者 yaasan

[ファンタジー]

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 邪神封じの魔剣を操れる者として、邪神討伐を目的とした勇者一行の一員となった魔族のファブリス。様々な苦難を乗り越えてファブリスが邪神の胸に魔剣を突き立てたその時、仲間だったはずの勇者によってファブリスは背後から剣で貫かれてしまう。また同時に、村でファブリスの帰りを待つファブリスの父母と妹も勇者たちの扇動によって、村人たちの手で惨殺されるのだった。さらには子供を身籠っていた恋人も勇者一行によって蹂躙されて殺されてしまう。畳みかけるような悲劇を目の当たりさせられ、その過程で自らの片腕をも失うファブリス。怒りと呪詛、そして悲しみ……様々な負の感情を抱えた瀕死のファブリス。その時、自らがその胸に剣を突き立てたはずだった邪神の声が頭の中で響くのだった。

 一方、奴隷の身である魔族の娘、エル。いつもと何ら変わらない日常化した酷な虐待を受けたその夜、エルの前に大剣を持つ片腕の男と獣人族の女性が現れる。彼らは瞬く間に館にいたエル以外の人々を惨殺してしまう。かつて目にしたこともないような嵐の如き暴力に自らの死を覚悟したエルだったが、片腕の男と獣人族の女性と一緒に図らずもその旅に同行することになるのだった。
【他サイト重複掲載】

ファンレター

面白いです!全話読みました!

yaasan様

突然のファンレター失礼します。
面白いです!
最新話の13話まで一気に拝読致しました。
仲間だと思っていた勇者達一向に全てを奪われ、全てに復讐する隻腕の魔剣士という設定作りまでの、冒頭の展開に引き込まれました。
ファブリスやエル達の今後の冒険を追っていきたいと思います。
今後どんなストーリーが展開されるのかとても気になります。
ぜひ完結まで頑張って下さい!
応援しています!

返信(1)

真田様
わざわざ感想を書いていただき、ありがとうございました。ここまで純粋に面白いと言っていただいたのは初めてかもしれません。とても嬉しいです。最後までご期待に応えられるかは分かりませんが、最終話までお付き合いいただければ幸いです。本当にありがとうございました。