天才的なペンギン様

作者 yuki-rin2

[ファンタジー]

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ペンギンは社会性の高い動物だそうです。
じゃあきっとこんなこともあるのかな。
あ、とある部分を除いてですが。

ファンレター

押しも押されもせぬアイドルを推しまくりたくなっちゃいました~

 飲み会で一緒になると、大抵アイドル(男女子問わず)をディスり散らす腹癒せで日頃のストレスを発散する二年上の先輩がおりまして。とりわけグループ内のイケメンや美女子と評するにはビミョ~なメンバーをケチョンケチョンに言い腐す、時流そっち退けでルッキズムの権化となりおおせてしまうんです。
 盛り上がって愉しくはあるんですけど、スグ後ろの席に貶したアイドルの推しリア子やリア男がいた時には、偶偶居合わせただけな全くの赤の他人にもかかわらず、大ゲンカに発展しちゃうこともあって、今どきの ”危険な遊び” の一つとなっておりますっ(笑……)。

 そんなこんながきっかけで、アイドルの定義とは? との酔話へ発展した時のことを、この作品から思い返されました~。
 変に熱く歪な議論の末、アイドルとはアイドル然とふるまいきれるならば、もう立派なアイドル! 見た目やダンスや歌唱力は付加価値でしかない──との結論に至りました。どんな努力や悪足掻きよりも、アイドルとしての神対応精神に徹することこそが精髄、それを疑問など懐かず地でイケちゃうなんて、それもう既に "限られし者" って理屈ですね。

 この作品のペンギンちゃんも、アイドルを難なく装えるチカラの持ち主であることは言うまでもありません、けれど燃え尽き果ててしまう前に気づけてホントよかったですぅ。
 一旦、華やかなステージから遠く(南極へ?)離れてヒマをもて余したって、その気になればスグに戻って来れちゃうのもまた真のアイドルに備わった底力でしょうし、このペンギンちゃんなら余裕っぽいですしね──。

 五月病の猛威が吹き荒れる中、なんだか当作品から元気をちょうだいいたしましたぁ(笑笑!)

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