杜鵑草

文字数 1,112文字

今日は、杜鵑草(ほととぎす)を取り上げてみたいと思います。

花言葉は『永遠にあなたのもの』『秘めた意思』ということなのですが、今回は花言葉ではなく、杜鵑草の名前の由来からインスピレーションを得て、下手な俳句を作ってみました。

実は以前別サイトで行われたイベントに参加した時に作ったものです。少し手を加えてあります。

また、写真は自分で撮影しました。


2020/10/08 20:53
2020/10/08 20:58

tukinoniwa

『紫の罪我に似て杜鵑草ほととぎす


 杜鵑草はとてもきれいな花だけれど、他の花と合わせるよりも、そっと一輪挿しにしてやるのが似合うような気がする。

 弟の真心を疑い、殺してしまう兄。その兄の、変化した姿が杜鵑だからかも知れない。

「弟恋し」と泣き続け……鳴き続け。

 杜鵑の胸に散る赤紫は、彼の叫びが血となって滴ったのだという。


「馬鹿ね」


 そう呟いて、裏庭に咲く杜鵑草を手折った。


 まるで、私みたい。

 盲目だったのだ。

 私も。


 気づいたときには、もう、なにも。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


……すいません。お目汚し、お許しください。

俳句なんて、慣れないものに手を出してしまいました。

もしよろしければ、花言葉を使った掌編を、投稿してやってくださいませ。

2020/10/08 21:12
詩を(詩にもなってなかったので)書いたのですが、あまりな駄作だったので削除しちゃいました!すいません。うーん、お題を出されると難しいものですねぇ
2020/10/09 09:43
杜鵑草

君との指に絡まった糸が、いつだったか途切れてしまった。
メッセージも電話もなくて寂しい夜が続いた時、
暗がりの中から浮かんできたのは君の笑顔だった。

「アレからどうしてる?」

その言葉すら言えない現実に僕は歯が軋む思いをして
今日もスマホを枕の下に隠す。

君の好きな花は杜鵑草だったね。
秋に野山を巡ったこと覚えてる?
僕は写真で君を撮るのに精一杯だったけど
撮った中に一枚だけ杜鵑草と君の写ったものが残っていた。

それはまるで蝶のような鳥のような花だった。
君の笑顔のようだった。
勇気を持って誓うことができたなら、
このセリフを花と共に送ってみよう。

「僕はずっと君が好きだ。これからもずっと」
2020/10/09 10:44
水瀬さま、詩の投稿うれしいです。削除されてしまったものも、読んでみたかったなあと思いました。

詩って確かに難しですよね。短いからこそ、言葉一つ一つの重みが増しますね。

水瀬さんの杜鵑草には、明るい未来が待っているような気がしました。

勇気を持てば、きっと彼女に思いが届くのではと思います。

素敵な作品、ありがとうございました。

2020/10/09 18:49

この詩をわたしの月光読書に移植させていただきました。

インスピレーションをありがとうございます。

2020/10/13 10:15
覗いてまいりました。つながりが広がるのは幸せです。こちらこそありがとうございました。
2020/10/14 19:04

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