花言葉ものがたり
前のエピソードへ「ブルーデイジー」
セリフを投稿
文字数 1,112文字
tukinoniwa
花言葉は『永遠にあなたのもの』『秘めた意思』ということなのですが、今回は花言葉ではなく、杜鵑草の名前の由来からインスピレーションを得て、下手な俳句を作ってみました。
実は以前別サイトで行われたイベントに参加した時に作ったものです。少し手を加えてあります。
また、写真は自分で撮影しました。
『紫の罪我に似て杜鵑草ほととぎす』
杜鵑草はとてもきれいな花だけれど、他の花と合わせるよりも、そっと一輪挿しにしてやるのが似合うような気がする。
弟の真心を疑い、殺してしまう兄。その兄の、変化した姿が杜鵑だからかも知れない。
「弟恋し」と泣き続け……鳴き続け。
杜鵑の胸に散る赤紫は、彼の叫びが血となって滴ったのだという。
「馬鹿ね」
そう呟いて、裏庭に咲く杜鵑草を手折った。
まるで、私みたい。
盲目だったのだ。
私も。
気づいたときには、もう、なにも。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
……すいません。お目汚し、お許しください。
俳句なんて、慣れないものに手を出してしまいました。
もしよろしければ、花言葉を使った掌編を、投稿してやってくださいませ。
lunagon
詩って確かに難しですよね。短いからこそ、言葉一つ一つの重みが増しますね。
水瀬さんの杜鵑草には、明るい未来が待っているような気がしました。
勇気を持てば、きっと彼女に思いが届くのではと思います。
素敵な作品、ありがとうございました。
この詩をわたしの月光読書に移植させていただきました。
インスピレーションをありがとうございます。
アップロード可能なファイルは5MまでのPNG、JPEGです。
縦幅は、画像の縦横比率を保持して自動調整されます。
スマホでの表示は、大・中・小のどれを選択しても、一律で320pxに設定されます。
★いいね!
ファンレターを書く
次のエピソードへ 竜胆
作品お気に入り
登場人物はありません