おかしなテンションなのは、夏の暑さのせいだけではありません

文字数 1,443文字

小説のつづき書けませんでした。

というより、次にくる話をすっとばして最後にくる話を先に書いてしまった……。

ははは。しかもそのまんまだと指定にひっかかりそうなので、部分的に削除したり書きなおしたりしないといけないなぁ。

ははははは。

おかしなテンションなのは、夏の暑さのせいだけではありません。

つきあいの長い友人ってありがたいけど、時にするどく容赦ない言葉を浴びせてくるときがあるよなあと。

しんみり思ってしまったしだいです。

なんのことかわからない?

まあ、けっきょく自業自得なんですけどね。

昔の友人と話していて過去の痛い話題を、わざわざぶり返したのが原因なんですが。

お互いめずらしく恋愛にまつわる話題。いわゆる恋バナみたいなのをしていて、ふと……

「わたしってなんで浮気されたと思う?」

と、もう何年も昔のいまさら蒸し返したところで痛いだけだろ!

という疑問を、当時を知っている友人に、なんとなく聞いてみたくなってしまっただけなんですが。

もはや自ら地雷を踏みにいってるような愚行をおかしてしまったという。

「怒るかもと思ってたから、あのときは言わなかったんだけどさ……」

「いいよ!もう時効なんだから。怒らないからかまわずにしゃべっちゃってくれていいよ!」

「なんとなくだけど。相手が求めているものをあげられてないっていうか」

「ええっと、どういう意味?」

漠然としすぎてて、よくわかんないよ。

「わたしのほかの女友達と比べてなんだけど……。たぶん浮気されてない子は、みんな相手が要求してくることにもっとちゃんと応えてる。言われなくても気づいてしてあげてる」

「うっ!」

「もし自分が男だったとして、あんたとつきあったら浮気すると思う」

「……!?……それは、なぜ……??」

たずねても友人からははっきりしない、あいまいな答えしかもらえなかったのですが。

でも、言われてることはなんかわかる。

やっぱり自分は人より「気づかい」と「思いやり」がたりない傾向にあるもの。

うっすら自覚してるのがかなしいな。

親の愛情に恵まれないと、不足しがちなんですよ。

そもそも愛情が欠乏してるから、他者に与える余裕がないんです。

……なんて、親のせいにしてみたり。

非常にもやっとした気分を抱えたわたしは、別の友人にたずねてみました。

「ううーん、たしかに長いつきあいだけあって、するどいね。あたってるような気がする」

「だからなぜ??」

「求めていることをしてくれないから、わかりやすく与えてくれる人のほうにいったのでは?」

リケジョのたとえは漠然としてるな。

「ようするに愛情や思いやりがたりなかったということか?」

「そうかもね……。もっと相手をしてあげなきゃいけなかったんじゃない?」

「たしかに。放任していた。束縛もせず自由にさせていたよ」

「――それだ!束縛されなかったら、ぜったい浮気するって!」

「はは。そりゃそうだよね……」

ドライな風が吹きすぎてゆく……。

自分が束縛されるの苦手なんで、できれば相手も束縛したくないなぁと思ってしまうんですよね。

ゆるゆるですね。おまけに愛情表現がドライすぎて、物足りなかったんでしょうね。うん。

恋愛小説なんか書いてますが、文章だからこそあんな恥ずかしいセリフを書けるのであって、現実ではとてもとても口に出せるものではありませんよ。

きっと、情熱がたりなかったんでしょう。

わかりやすく愛情アピールしてくれる異性がいたら、やっぱそっちに向いちゃいますよね。

結論!

浮気されないために必要なのは『束縛』だ!

あと、思いやり……かな?




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