恋色が溶ける傘に
佐藤七海は野球場に立っていた。そして遠くの雲を見て、「もしあの雲みたいに大きな綿飴が原宿で売られていたら、全国のギャルが悲鳴をあげて喜び、原宿に集結するだろう」なんてことを考えていた。
なぜこんなに変なことばかり考えてしまうのか。七海は今、出演中の恋ステで、最後に野球場で告白をすることになっていたからだ。相手は聡太。面白くて明るくて、カッコ良い完璧男子高校生。もちろん、七海も可愛くて、ちょっと抜けていて、愛すべきキャラクターだ。お似合いで、きっと釣り合うはずと密かに期待していた七海だが、聡太が七海に突き付けた答えはNOだった。理由は、「自分はまだ素を出せてない、例えばSばところとか」そう、聡太は唐突にSであることを告白して、七海は振られてしまったのだ。
そんな二人が2年の時を経て再会。一夏の恋が、スタートする。コメディ作品。
恋ステとは、AbemaTVにて放送中の大人気恋愛リアリティ番組『恋する❤︎週末ホームステイ』である。
高校生が週末だけ会って恋を育む。2−5週間まで恋愛する期間があり、期間内であればいつでも告白し、カップル成立を目指せる。
目次
完結 全2話
2020年04月27日 12:22 更新
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小説情報
恋色が溶ける傘に
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 2話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 恋愛・ラブコメ
- タグ
- 青い鳥恋ステ, 短編, 青春, コメディ, 高校生, 恋愛, ラブコメ , 学園, ギャグ, 女子高生
- 総文字数
- 10,430文字
- 公開日
- 2020年04月25日 17:02
- 最終更新日
- 2020年04月27日 12:22
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