恋色が溶ける傘に

作者 rina-anir

[恋愛・ラブコメ]

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 佐藤七海は野球場に立っていた。そして遠くの雲を見て、「もしあの雲みたいに大きな綿飴が原宿で売られていたら、全国のギャルが悲鳴をあげて喜び、原宿に集結するだろう」なんてことを考えていた。
 なぜこんなに変なことばかり考えてしまうのか。七海は今、出演中の恋ステで、最後に野球場で告白をすることになっていたからだ。相手は聡太。面白くて明るくて、カッコ良い完璧男子高校生。もちろん、七海も可愛くて、ちょっと抜けていて、愛すべきキャラクターだ。お似合いで、きっと釣り合うはずと密かに期待していた七海だが、聡太が七海に突き付けた答えはNOだった。理由は、「自分はまだ素を出せてない、例えばSばところとか」そう、聡太は唐突にSであることを告白して、七海は振られてしまったのだ。
 そんな二人が2年の時を経て再会。一夏の恋が、スタートする。コメディ作品。

恋ステとは、AbemaTVにて放送中の大人気恋愛リアリティ番組『恋する❤︎週末ホームステイ』である。
高校生が週末だけ会って恋を育む。2−5週間まで恋愛する期間があり、期間内であればいつでも告白し、カップル成立を目指せる。

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小説情報

恋色が溶ける傘に

rina-anir

執筆状況
完結
エピソード
2話
種類
一般小説
ジャンル
恋愛・ラブコメ
タグ
青い鳥恋ステ, 短編, 青春, コメディ, 高校生, 恋愛, ラブコメ , 学園, ギャグ, 女子高生
総文字数
10,430文字
公開日
2020年04月25日 17:02
最終更新日
2020年04月27日 12:22
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