レクイエム - 地球人達の鎮魂歌 -

「ナニカ、ヨウデスカ?」
驚いた事にその宇宙人は日本語を話した。


WEBデザイナーとして働いていた栗原は陶芸家になる夢を叶える為、妻の由紀子を東京に残して瀬戸内海の小さな島に移住した。

数日前、陶芸に使える粘土を探しに裏山へ出掛けた栗原は山頂近くの広場で黒ずくめで奇怪な姿をした人を目撃してしまう。
次の日同じ広場へ行ってみると、今度はUFOから降りてくる所に遭遇するが彼らは興味が無いのか栗原には何の関心も示さず攻撃してくる様子も無い。

島の人々から山には『カラス天狗』が棲んでいると聞かされていた栗原はその黒ずくめの宇宙人と会話を試みる。
すると宇宙人は、「ナニカ、ヨウデスカ?」と日本語で答えた後、別の銀河にある地球より遥かに高度な文明を持つ星から来たのだと話した。

その後、彼らの星には感情を持つ者が誰一人おらず、地球へ来るのは感情という感覚を理解する為で感情さえ理解すれば大昔から星に伝わる謎を解明出来ると聞かされた栗原は妻の由紀子と共に感情を教えることになった。


やがて感情を持つようになった宇宙人は星へ戻って謎の解明に成功し、解き明かされた衝撃の事実と共に再び地球の栗原の元へやってくるが…

その事実は思いも寄らぬ様々な出来事を2人にもたらし、その後の人生を大きく変えていく…


感情を持ち始めた3人の宇宙人と2人の地球人との間に巻き起こる、様々な出来事を通じて芽生えた愛情と友情のストーリー。

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小説情報

レクイエム - 地球人達の鎮魂歌 -

神家 数熨斗  JINKE-KAZUNOSHI

執筆状況
完結
エピソード
17話
種類
一般小説
ジャンル
SF
タグ
宇宙, 宇宙人, 地球, 地球人, 友情, 愛情
総文字数
145,526文字
公開日
2023年10月26日 10:35
最終更新日
2024年02月08日 22:51
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