殉×愛×ハッピーエンド
時は幕末。
動乱の中心地、京の都にいながら、先帝の第八皇女・和宮《かずのみや》は、自分を異性として見てくれない婚約者を振り向かせる為孤軍奮闘する――言い換えれば、動乱とはまったく無縁の、平穏な毎日を送っていた。
しかし、その婚約者・有栖川宮《ありすがわのみや》熾仁《たるひと》親王との婚儀を間近に控えたある日、降って湧いたように持ち上がったのは、まさかの破談と、ほかの男との縁談!?
熾仁との結婚に待ったを掛けたのは、遙か遠い江戸の地に棲む幕臣たち。
彼らの狙いは、彼らが頂く長である第十四代将軍・徳川家茂《いえもち》に和宮を娶《めあわ》せて、公武合体を成し遂げることだった――。
※この物語は、史実を元にしたフィクションです。
実在の人物、地名、その他が登場しますが、一切関わりはございません。
また、妄想と脚色を最優先に、ハッピーエンドを目指して執筆しています。史実改変が苦手な方は、ご注意下さい。
※なろうにも差し替え掲載、開始。
※こちらはなろうにのみ掲載中の『箱庭恋歌』、及びなろう・エブリスタに掲載中(未完)の『See you again』改稿・改題版です。
©️神蔵 眞吹2024-.
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この小説、及び表紙絵の著作権は、神蔵(旧・和倉)眞吹に帰属いたします。許可なく無断転載、使用、販売する事を禁止します。
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目次
連載中 全21話
2024年05月14日 17:00 更新
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第一幕 江戸、下向
- 第一章・第一話 乙女の奮戦2024年03月26日
- 第一章・第二話 青年の当惑2024年03月26日
- 第一章・第三話 婚約破棄2024年03月28日
- 第二章・第一話 崩れた想い2024年04月23日
- 第二章・第二話 縺れた心2024年04月24日
- 第二章・第三話 角目立つ初夜2024年04月27日
- 第三章・第一話 縮まる距離2024年04月28日
- 第三章・第二話 狭間で揺れる想い2024年04月29日
- 第三章・第三話 明かされた過去2024年04月30日
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第二幕 Fall in love
- 第一章・第一話 雛市2024年04月28日
- 第一章・第二話 二人の葛藤2024年05月01日
- 第一章・第三話 かの人の変貌2024年05月02日
- 第二章・第一話 想いと陰謀2024年05月03日
- 第二章・第二話 通じ合う心2024年05月04日
- 第二章・第三話 その夜の契り2024年05月07日
- 第三章・第一話 対峙2024年05月08日
- 第三章・第二話 深まる想愛2024年05月09日
- 第三章・第三話 背後にいる者2024年05月10日
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第三幕 交錯
- 第一章・第一話 熾仁、始末2024年05月12日
- 第一章・第二話 打開への模索2024年05月13日
- 第一章・第三話 それぞれの覚悟2024年05月14日
登場人物
【和宮親子内親王《かずのみや ちかこ ないしんのう》(登場時、7歳)】
生年月日/弘化3年閏5月10日(1846年7月3日)
性別/女
血液型/AB
身長/143センチ 体重/34キロ(将来的に身長/155センチ 体重/45キロ)
この物語の主人公。
丙午生まれの女児は夫を食い殺すと言う言い伝えの為、2歳の時に年替えの儀を行い、弘化2年12月21日(1846年1月19日)生まれとなる。
実年齢5歳の時、有栖川宮熾仁親王と婚約するが、幕閣と朝廷の思惑により、別れることになる。
納得できず、一度は熾仁と駆け落ちしようとするが……。
【徳川 家茂《とくがわ いえもち》(登場時、15歳)】
□幼名:菊千代《きくちよ》→慶福《よしとみ》
生年月日/弘化3年閏5月24日(1846年7月17日)
性別/男
血液型/A
身長/150センチ 体重/40キロ(将来的には、身長/160センチ、体重/48キロ)
この物語のもう一人の主人公で、和宮の夫。
3歳で紀州藩主の座に就き、5歳で元服。
7歳の頃、乳母・浪江《なみえ》が檀家として縁のある善光寺の住職・広海上人の次女・柊和《ひな》(12)と知り合い、親しくなっていく。
12歳の時に、井伊 直弼《いい なおすけ》の大老就任により、十四代将軍に決まり、就任。この年、倫宮《みちのみや》則子《のりこ》女王(8)との縁談が持ち上がっていたが、解消。
13歳の時には柊和(18)も奥入りするが、翌年には和宮との縁談が持ち上がり、幕閣と大奥の上層部に邪魔と断じられた柊和(19)を失う。
その元凶と、一度は和宮に恨みを抱くが……。
【有栖川宮熾仁親王《ありすがわのみや たるひと しんのう》(登場時、18歳)】
生年月日/天保6年2月19日(1835年3月17日)
性別/男
5歳の和宮と、16歳の時に婚約。
和宮の亡き父の猶子となっている為、戸籍上は兄妹でもあるという不思議な関係。
和宮のことは、異性ではなく可愛い妹程度にしか思っていなかったが、公武合体策により和宮と別れる羽目になる。
本人としては、この時初めて彼女への愛を自覚したと思っているが……。
【土御門 邦子《つちみかど くにこ》(登場時、11歳)】
生年月日/天保13(1842)年10月12日
性別/女
和宮の侍女兼護衛。
陰陽師の家系である土御門家に生まれ、戦巫女として教育を受けた。
女だてらに武芸十八般どんと来い。
【天璋院《てんしょういん》/敬子《すみこ》(登場時、25歳)】
□名前の変転:一《かつ》→市《いち》→篤《あつ》→敬子
生年月日/天保6年12月19日(1836年2月5日)
性別/女
先代将軍・家定《いえさだ》の正室で、先代御台所《みだいどころ》。
戸籍上の、家茂の母。
17歳で、従兄である薩摩藩主・島津 斉彬《しまづ なりあきら》(44)の養女となる。この時、本姓と諱《いみな》は源 篤子《みなもとのあつこ》となる。
20歳の時、時の右大臣・近衛 忠煕《このえ ただひろ》の養女となり、名を藤原 敬子《ふじわらの すみこ》と改める。この年の11月、第13代将軍・家定の正室になるが、二年後、夫(享年34)に先立たれ、落飾して、天璋院を名乗っている。
生まれ育った環境による価値観の違いから、初対面時には和宮と対立するが……。
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小説情報
殉×愛×ハッピーエンド
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 21話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 歴史
- タグ
- 幕末, 徳川家茂, 和宮, 妄想・脚色最優先, 溺愛, R15(保険), 微アクション, 若干群像劇, ハッピーエンド
- 総文字数
- 168,982文字
- 公開日
- 2024年03月24日 16:03
- 最終更新日
- 2024年05月14日 17:00
- ファンレター数
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