第1話

文字数 276文字

〈夢列車⭐️〉

願望を天に投げた。

すると二日後、見慣れない列車が目の前に来て止まった。
行き先は書いてない。なんだか怪しい。
どこに行くのか調べたり、中をのぞいたりした。
行き先は私の知らない場所だった。
乗客はいる。変な人ではなさそう。
未知の世界行きだけれど、おもしろそうって思えた自分がいた。

すぐに車掌さんに問い合わせた。丁寧な返事が来た。
初めての場所に一人で行くのは怖くて、何日も考えた。

行くなら早く乗らないと、列車は出発してしまう。満員になれば、もう乗れなくなる。
私は切符だけを買い、なにも持たずに飛び乗った。

列車に揺られながら考えればいい。
そう思えた。
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