第1話

文字数 992文字

ねえ、ねえ。公募情報を共有しようよ!
2021/01/11 21:07
公募って、難しい規約ばっかりじゃん。私はもういいわ。
2021/01/11 21:11
世の中ね、そんな鬼みたいな公募ばっかりじゃないんだって。
2021/01/11 21:16
えー。じゃあ、どんなの?
2021/01/11 21:16
おすすめの一つ目は、電子書籍のアスブックスが新人を募集してる。
2021/01/11 21:19
アスブックス? なにそれ。聞いたことない。
2021/01/11 21:19
2020年10月に立ち上がったばかりの電子書籍レーベルなんだ。

作家陣は書籍出版歴のあるプロばかりで、かなり有名な作者も書いてるんだよ。

2021/01/11 21:21
へー。でも私はプロじゃないから関係ないわ。
2021/01/11 21:23
それが今回、アマチュアから電子書籍デビューを目指す有望株を発掘しようっていう賞を始めたんだよ。
2021/01/11 21:24
電子書籍デビューかあ。なんか、いいわね。
2021/01/11 21:24
でしょ? 詳細はTwitterで『アスブックス』って検索してみてね。
2021/01/11 21:25
え、面倒くさいんですけど、検索とか。
2021/01/11 21:25
もう! そんなことじゃ、デビュー逃しちゃうよ。もう一つ紹介するよ。
2021/01/11 21:26
今度は、面倒くさくない?
2021/01/11 21:26
君の面倒くさいの加減がわからないけど。次は書籍掲載の可能性のある公募だよ。
2021/01/11 21:28
書籍~? ますます面倒くさそう。
2021/01/11 21:29
ファン文庫Tearsっていう、泣ける話のアンソロジーを出版しているところが、通年で作家発掘してるんだ。
2021/01/11 21:32
通年でって、どういうこと?
2021/01/11 21:32
一か月に一冊刊行しているレーベルなんだけど、新人の応募はいつでもウェルカムなんだよ。
2021/01/11 21:34
ふーん。懐が深いって言うか、だれでもいいんじゃんっていうか。
2021/01/11 21:36
だれでもいいわけじゃないでしょ。だからこその募集なんだから。募って集めるの。そこから選別されるんだよ。
2021/01/11 21:37
えー。選別されるとか興ざめ。
2021/01/11 21:37
じゃあ、君は作家デビューしたくないわけ?
2021/01/11 21:37
そんなわけ……ないじゃん。
2021/01/11 21:38
じゃあ、四の五の言わずに応募してみるしかないでしょ。
2021/01/11 21:39
そう……。そうだよね! やってみないとわからないよね!
2021/01/11 21:40
そうだよ。チャレンジしてだめだったら、もう一度、ほかのところでチャレンジ。きっと君に合ったレーベルが見つかるよ。
2021/01/11 21:41
それで、ファン文庫っていうところは、どんな公募なの?
2021/01/11 21:41
提示されているテーマに沿った7000文字くらいの掌編を書くんだ。応募して認められたら、アンソロジーに採用される可能性がある。能力を認められれば、仕事がもらえるって仕組みだよ。
2021/01/11 21:46
ふうん。どっちも悪くはないわね。
2021/01/11 21:47
賞に応募するって言うのは、自分の作品をブラッシュアップするのにも効果が高い。やって損はないよ。
2021/01/11 21:47
うん! わかった! やってみる!
2021/01/11 21:48
その意気だよ!
2021/01/11 21:48
来年ね。
2021/01/11 21:48
ズコー!!
2021/01/11 21:49
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